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香港で月餅商戦の季節近づく ザ・ペニンシュラ香港の予約開始、更に早まる

毎年すぐに売り切れるザ・ペニンシュラ香港の月餅

毎年すぐに売り切れるザ・ペニンシュラ香港の月餅

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 旧暦の8月15日に祝われる中秋節(Mid Autumn Festival)は西暦では9月になることが多いが、この日に月餅を食べる風習があるため、香港でも仕事の取引先や家族、親戚にさまざまな月餅が贈られる。毎年、奇をてらった月餅が販売されたり、販売時期を競って早めるなど加熱する一方の月餅商戦だが、今年の中秋節が9月13日と早めであることもあいまって、人気の高いザ・ペニンシュラ香港の月餅も7月から予約を受け付ける。

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 1986年に販売を始めたザ・ペニンシュラ香港(半島酒店)内にあるミシュラン星獲得の中華料理店「嘉麟樓(Spring Moon)」の月餅は「●黄月餅(egg custard mooncakes))と呼ばれる、中心部の黄身の塩漬け部分を「●黄」=カスタードに変えたもの。東洋の文化に西洋の調理スタイルを取り入れたことで「スイーツ」として好まれる、新しい月餅を作り上げ、一躍人気となった。伝統的な月餅は大きく1人では食べきれないサイズだったが、ペニンシュラはサイズを小さくしたことも特徴。同ホテルの月餅は7月22日8時から特設サイトのみで受け付け、在庫限りで終了(1回の注文で最大20箱まで注文可能)する。1箱8個入り580香港ドルで、予約後の引換券は8月12日~9月13日、同ホテル6階のHankow Roomにて配布。月餅との引き換えは8月23日~9月13日、「嘉麟樓(Spring Moon)」で行う。

 毎年香港をにぎわせる特徴的な月餅として今年話題をさらっているのは銅鑼湾新店舗( G/F, 1/F & 2/F, East South Building, 479 & 481 Hennessy Road & 29 Percival Street, Causeway Bay, Hong Kong)のオープンに伴い、同店限定で販売しているケンタッキーフライドチキンの月餅。鶏肉を細かくほぐしたチキンフロス、ナッツ類、ヒマワリの種が餡(あん)となったピリ辛味の月餅と、黄身の塩漬けの餡が入った月餅の2種類を用意。月餅はバケットでの販売となっており、「KFC Moonlight bucket」は2種類の月餅が各3個、スパイシーチキン3個が入って275香港ドル。バケットには宇宙飛行士に扮したカーネル・サンダースが描かれた、LEDが内蔵されランタンにもなるという。

 ほかにもザ・コーディスやザ・ランガムを経営する「Langham Hospitality Group」は今年、「明月餅(Ming Mooncakes)」のブランドを立ち上げた。同ホテルの人気中華料理店「明閣(Ming Court)」、「唐閣(Tang Court)」などのシェフが協力して作り上げた月餅は黄身入りミニカスタード月餅と、それにキンカンを加えたフルーティーなフレーバーのもの2種類を用意。両方とも1箱6個入り、388香港ドルで同店サイトで販売。パッケージには香港出身のアーティストによる中秋節にまつわるイラストが描かれている。

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