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唐辛子に山椒のしびれを利かせたラーメン「鬼金棒」が香港上陸

激戦区の銅鑼湾に登場した「カラシビみそ」がうりのラーメン

激戦区の銅鑼湾に登場した「カラシビみそ」がうりのラーメン

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 東京の神田と池袋、台北にラーメン店を展開する「鬼金棒」が8月13日、銅鑼湾の謝斐道(G/F., 530 Jaffe Road, Causeway Bay, Hong Kong TEL 2821 2999)にオープンした。

唐辛子と山椒を入れたラーメン

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 鬼金棒は創業者の三浦正和さんが、新宿にある麺屋武蔵で10年間修業した後、2009年に神田に9坪の店で開業したのが始まり。その後、ラーメンの激戦区、池袋にも2014年に支店を開き、翌2015年には友人の申し出を受けてフランチャイズで台湾に店を構えた。

 香港で店を構える理由について、三浦さんは「香港人は食への感度が高いと感じていた。日本の店にも香港の方々が来店して出店してほしいという声もあったし、タイミングよくパートナーが見つかったことで出店を決めた」と経緯を話す。

 場所は世貿中心(World Trade Centre)の斜め向かいという「抜群」の立地。銅鑼湾を選んだ理由について、「ラーメンの激戦区で、若者も多いなど店がある池袋と似ている環境だと思ったため」だと言う。店舗面積は800平方フィートで、席数は29席、そのうちカウンターは11席。店名にあるように鬼のお面が店の壁の上部にズラリと並べている。お面は全て特注品。

 「カラシビみそ」のカラシビとは、「辛い」と「しびれる」を合わせた造語で、注文時にスープは唐辛子と山椒(さんしょ)のレベルを選ぶ必要がある。「無(None)」「小(Less)」「中(Medium)」「高(High)」の4種類で、それ以上の唐辛子や山椒が欲しい場合は「鬼増(ONI Level)」があり、希望する場合は15香港ドルの追加料金がかかる。カラシビの組み合わせは25種類。「辛さは香港人の口に合わせたため、ミディアムより辛めに設定している」と三浦さんは説明する。「初めての人には唐辛子も山椒もLessを薦める」と言う。みそは、信州みそにチーズやナンプラーなどを加えた独自に調合したみそを使う。麺は、細麺、中細麺、中太麺という3種類の太さの麺を混ぜたという独特なもので、日本ではカネジン食品に製造を委託しているが、香港ではカネジン食品が合弁で香港に会社を持っていることから、そこで製造したものを使う。

 同店のお薦めは「増量叉焼辣麻みそ拉麺(Ramen With Big Pork)」(115香港ドル)で、ネギやベイビーコーン、ニンニクのほか、大きなチャーシューが付く。柔らかくほんのり甘いチャーシューは辛さを中和する上でも役立つ。「莞菜辣麻みそ拉麺(Ramen with Coriander)」(110香港ドル)はパクチーがラーメンの上にたっぷりのったラーメンだ。ほかにも「辣麻みそ拉麺(Original Ramen)」など計8種類のラーメンを用意している。

 トッピングは味玉、ベビーコーンなどが15香港ドル、麺、パクチーが20香港ドル、チャーシューが35香港ドルの追加料金となっている。

 営業時間は11時~24時。

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