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中環にトマトつけ麺「THE TOMATOMAN」 海外初出店は香港に

スープの辛さは6段階。麺の量は同金額で3つから選ぶことができる。

スープの辛さは6段階。麺の量は同金額で3つから選ぶことができる。

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 多くの飲食店が並ぶ香港・中環の歌賦街に10月8日、トマトつけ麺をメインに展開する「THE TOMATOMAN」(G/F, 13 Gough Street, Central, Hong Kong TEL 2511 6882)がグランドオープンする。同店は東京・原宿「トマトマン」(現在は移転準備のため閉店中)の直営店で、初の海外出店となる。同エリアは行列ができる牛バラ麺の「九記牛●」や、大牌●と呼ばれる香港風屋台で提供するトマトラーメンが人気の「勝香園」が並ぶなど、住民にも観光客にもよく知られた道で勝負をかける。

つけ麺を手に、創業者の長谷川さん

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 路面店であることから店内の様子もよく見ることができる店舗は、テーブル席を中心に36席を配置する。原宿の店もラーメン店としては珍しく6~7割の利用客が女性だというが、香港でもすっきりとした印象の内装に仕上げ、女性やカップル、グループでも入りやすい店内に仕上げた。

 トマトはイタリア産の有機トマトなども使って味にこだわる。トマトに着目して、つけ麺にした理由について、「トマトは野菜の中で消費量が世界でも多い。原宿という場所で、いろいろな世界の人に楽しんでもらえると思ったから」と話すのは創業者の長谷川恵太さん。「元気が出て、体が喜ぶラーメンを作りたかった」とも。つけ麺のスープはトマトを使うだけに加熱することで甘みも出せたり、通常のものより温度の変化による味わいの変化も楽しめたりする。

 各メニュー共、辛さを6段階から選ぶことができ、豚と野菜をベースにしたスープに、かつおだしを合わせている。そこに、ブロッコリーやチャーシュー、オクラなどの具材が入っているのが特徴。つけ麺のメニューは「トマトつけ麺」(88香港ドル)、「海苔玉子トマトつけ麺」(108香港ドル)、「パクチートマトつけ麺」(98香港ドル)、「特製煮豚トマトつけ麺」(118香港ドル)は温かいつけ汁で、それ以外に冷たい冷やし「トマトつけ麺」(98香港ドル)を期間限定で提供する。麺は香港で製麺するが、並盛りの250グラムから特盛りの450グラムまで同価格で提供する。同店が食べ方として推奨する、最後に白ご飯につけ汁をかけるメニューも、ごはん(20香港ドル、小サイズは15香港ドル)や粉チーズなどでリゾット風にして最後の味まで楽しむことができるようにする。

 つけ麺に加え、麺に具材が載った冷たい麺の「まぜそば」もあり、つけ麺と違い、ナッツやパクチー、ローストしたガーリックなどがアジアテイストを出している。「パクチースパイシートマトまぜそば」(108香港ドル)と「スパイシートマトまぜそば」(98香港ドル)の2種類。

 現在はリカーライセンスを取得中だが、枝豆(30香港ドル)、唐揚げ(48香港ドル)など、アルコールにあわせる単品メニューも用意する。ソフトオープン中の8日まではつけ麺やまぜそばを半額で提供し、その後9日~12日は30%引き、14日~31日は10%引きで提供予定。

 営業時間は11時30分~21時30分。

 ●=月へんに南、●=木へんに當。

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