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岡山県産ヒノキを使った精油 香港の3店舗とネットで本格的に販売開始

香港でも五つ星ホテルなど使われている日本の精油。マスクに吹きかけるミストタイプのものも販売

香港でも五つ星ホテルなど使われている日本の精油。マスクに吹きかけるミストタイプのものも販売

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 香港では桃・ブドウ、デニムなどのアイテムや、直行便などもあることから認知度も高い岡山県にあるヒノキラボが2月1日、岡山県産ヒノキを使った精油「hinoki LAB」の販売を本格的にスタートした。深水●にある雑貨店「midway voyage」、SOHOエリアの店を構えるネイルサロン「nail jolly」、日本の木材を使った家具を販売する「Live A Life Home」の香港3店舗とウエブサイトで展開する。

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 古代より日本で愛されてきたヒノキには、「気持ちを穏やかにさせる、だるさを癒やす、リフレッシュ効果のほか、空気清浄、除菌効果がある」といわれている。同社は35年以上にわたりヒノキを研究し、サステイナブルの考えに基づき商品を開発製造している。香港では、ヒノキのエッセンシャルオイル(精油)、バス用品、アロマミスト、除菌抗ウイルススプレー、アロマサシェなどのアイテムをラインアップした。

 日本でも有数の木材産地でもある岡山県で特に多く生育している樹木がヒノキで、生産量は日本一。同社ではヒノキを伐採し、再び植林して育てるサイクルを利用することで、森を守りながら製品を製造している。岡山県北西部に位置する新庄村に蒸留施設を構え、自然豊かな村の清らかな水を使い手作業で精油を蒸留することで、「ヒノキそのものの香りと効果を楽しんでもらえるようにしている」という。

 同社の近藤徳子社長は「ヒノキの香りはかなりデリケート。森に生息するヒノキの香りをそのまま再現するため、精油を抽出する作業は全て手作業」と話す。「香りの元となる、葉、枝、木は手摘みで行い、合成香料や保存料は一切使っていないので、ヒノキそのものの香り効果を楽しんでいただくことができる」と続ける。

 主力商品であるヒノキのエッセンスは木から抽出したもの、木の葉と小枝を一つ一つ手作業で仕分けして、湧き水で蒸留した枝葉のものと、葉を手摘みしたものと3種類を用意。浴槽に数滴垂らして使ったり、ハンカチやティッシュに垂らして机や枕元に置き香りを楽しんだりするほか、ディフューザーにも使える。

 マスクにも手にも使えるアルコール「サニタリーアロマミスト」(125香港ドル~)は、ヒノキ精油をベースに、パフューマーが天然精油をブレンドした2種類の香り「シトラスヒノキ」「ハーバルヒノキ」を用意。「除菌対策しながらヒノキの香りを楽しめるのが人気」という。

 植物を発酵して作った天然アルコールを使い、ヒノキなどの植物抽出エキスで「消臭にも効果がある」という。マスクにスプレーして使うことで、「ウイルスや除菌対策をしながら、爽やかな香りとリフレッシュ感を楽しめるように」と開発した。

 ほかにもエッセンシャルオイル(100香港ドル~)、バスソルト(50香港ドル~)、芳香消臭効果があるというアロマミスト(200香港ドル~)、除菌・抗ウイルススプレー(125香港ドル~)、アロマサシェ(140香港ドル~)、虫よけスプレー(100香港ドル~)、アロマディフューザー(1,100香港ドル)など全35アイテムを用意した。全ての商品は、同社香港専用ECサイトでも販売し、実店舗で香りを体験してから購入できるような環境を作っていく予定だという。

 ●=土へんに歩。

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