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香港のラグジュアリーホテル「The Hari」で鹿児島食材と焼酎のペアリングコース提供開始

香港に初登場した芋焼酎「八」と鹿児島和牛

香港に初登場した芋焼酎「八」と鹿児島和牛

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 「The Hari Hong Kong」2階にある和食レストラン「Zoku」(330 Lockhart Road, Wan Chai, Hong Kong TEL 2129 0338 )で5月1日、鹿児島食材を使ったメニューと焼酎ペアリングのディナーコースの提供が始まった。同レストランは日本語の「一族」から名付けられたもので、今年1月にオープンしたばかり。NOBUの松久信幸シェフの下で働いた経験を持つフィリップ・パック料理長がチームを率いて旬の食材を使っている。

店内の様子

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 店内は、赤みがかったモーブ色に温かみのあるレザーなどを使い、天井には幾何学模様をあしらったモダンながらも雰囲気あるダイニングルームとラウンジから成る。現在はまだ工事中ながらもアルフレスコのテラスバーもできる予定で、「寛ぎの空間に仕上げている」という。

 同ホテルが県単位でのペアリングメニューを実施するのは初めてで、7品から成るコース料理(888香港ドル)に焼酎ペアリングのコースを388香港ドルで追加することもできる。ほかにアラカルトでも、それぞれのメニューと焼酎を組み合わせた。

 コースは、ハマチの握りと刺し身とたたきをそれぞれ味わう「Kagoshima Yellowtail Trio」(118香港ドル)でスタート。香港でもフレーバーが人気の濵田酒造の本格芋焼酎「だいやめ~DAIYAME~」を合わせる。だいやめはソーダで割りハイボールとして提供。続くソフトシェルクラブの揚げ物「Soft Shell Crab Tempura」(118香港ドル)には、甘みもある鹿児島しょうゆを一緒に提供。アルコール度数17%の太久保酒造「杜の妖精」をストレートで合わせる。

 トビウオのマリネ「Tobiuo “Flying Fish” Ceviche」(188香港ドル)にはキンカン、ライム、ユズ、コリアンダー、トマト、レッドオニオンなどをミックスしてさっぱりとした味に仕上げた。これには「侍士の門」を水割りで添える。

 鹿児島黒豚の串揚げ「Pork Kushi Katsu」(118香港ドル)には、豚カツソース、ポン酢と玉ネギのマヨネーズ、甘いソースなどを少しずつ載せ、味の違いを楽しみながら食べられるようにした。これには国分酒造の「安田」を再びハイボールで合わせる。大根やトマト、サトイモやゴボウなどをたっぷり使った豚汁(218香港ドル、ペアリング無し)もメニューに加える。

 食事の締めくくりには鹿児島和牛「Kagoshima Wagyu Steak」(388香港ドル)と焼酎の中で少しウイスキーのような色味がかった「八Hachi」の芋をオンザロックで組み合わせた。「八」は、日本国内での販売はなく、数週間前に初めて香港に届いたもの。今回は「芋」と「麦」を発表し、今後全部で8種類の原材料を使った焼酎を海外で発表していく予定だという。

 デザートには、ミカンのソルベとソフトクリームチーズのデザートプレートにキンカンなども添えたものを提供するが、これにはコーヒー焼酎で作ったコーヒーマティーニを合わせる。

 営業時間は、ランチ=12時~14時30分、ディナー=18時~22時30分。新型コロナ肺炎措置に準じて営業。鹿児島ペアリングコースメニューの提供は今月31日まで。

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