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香港・西營盤のスペイン料理「La Paloma」に新メニュー ランチメニューも刷新

アラカルトやランチメニューを刷新した「La Paloma」

アラカルトやランチメニューを刷新した「La Paloma」

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 香港の西營盤にあるスペイン料理「La Paloma」(189 Queen's Road West, Sai Ying Pun Tel:2291 6161)が10月28日、新たなアラカルトメニューと平日のセットランチメニューの提供を始めた。

明るく陽気に迎えてくれるアレックス・ファーガス(Alex Fargas)シェフ

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 店内はポップな配色で、色の付いた電球や旗を使うなど、随所にスペインらしさを感じさせるほか、カトラリーなどもオレンジや赤などの暖色系のものを使うことで、アットホームな明るい印象の店内が特徴。競争の激しい香港で既に7年間同じ場所で営業を続けてきた。

 シェフのアレックス・ファーガス(Alex Fargas)さんはバルセロナ出身で、以前は「FoFo by el Willy」で11年にわたって指揮を執り、その後、2015年に同店がオープンして以来、母国の食と文化を伝えたいとスペイン本土の味を提供してきた。

 豚肉のミートボールとイカを使ったスペインの郷土料理「Albondigas con Sepia」(148香港ドル)は、シンプルなプレゼンテーションとは対照的に、複雑なうま味が凝縮した母親からのレシピ。パンを添えて提供する。カタルーニャ地方の「Vieira Al Fuego」(188香港ドル)は、ホタテにクリスピーにしたイベリコハムを添え、インスタ映えするようにも考えた。新しいメニューの一つ、スペインのポテトサラダである「Ensaladilla Rusa」(128香港ドル)は、マグロのコンフィとマッシュポテトにプレミアムキャビアを添えたメニューで、お好みに合わせてキャビアを追加できる。スペイン本土とは少し離れたアフリカ大陸の北西沿岸に近いカナリア諸島のレシピも取り入れ、カナリア諸島産のチーズとトマトジャムをパンにのせたメニューも用意する。

 ファーガスシェフが11年前に香港の郷土料理をベースに開発した「Huevos Rotos」(188香港ドル)は、ゆっくりと時間をかけて調理した卵に、バター風味のフォアグラを加え、削りたてのオーストラリア産黒トリュフを添える。

 スペインの国民的料理「Pincho Moruno」(128香港ドル)は、マリネした鶏肉を串に刺し、ブロッコリーを添えたスペインの伝統的な料理で、エシャロットドレッシングで味付けしている。イベリコ豚のリブは、ローズマリーとタイムを加えてアサドール・オーブンで調理し、ジューシーな食感と風味を詰め込んだ。

 同店人気の理由にもなっている、大きくて薄く取っ手のついた鉄の鍋を使うパエリアは、しっかり香ばしくなるように専用オーブンで作るが、ここに新しいシーフードパエリアが加わった。パエリアの種類は全部で8種類。同店のお薦めでもある、バレンシア地方の鶏肉を使ったパエリア「Paella Valenciana」(368香港ドル)は、ローズマリーやサヤインゲン、アーティチョークなどで調理したもので、「じっくりと揚げ焼きにした鶏肉のうま味と、黄金色のライスいっぱいにしみこんだサフランの香りが存分に楽しめる」という。ボストンロブスターやムール貝などで仕上げる海鮮パエリアの「Palla De Bigavante」(598香港ドル)や、野菜のパエリア「Paella De Verduras de Temporada」(328香港ドル)なども並ぶ。

 刷新したランチメニューについては、トマトの冷静スープやコロッケ、魚のタルタルにホウレンソウソースをかけたものなど、タパス2品とメインを1つ選ぶメニュー(198香港ドル~)を用意した。メインは、オーストラリア産和牛とフライドポテトにロメスコソースを添えたもの、ロブスター、エビ、ムール貝、アサリのパエリア(2人~)などから選べるようにした。タパス好きであれば、メインをやめてタパスメニューをもう2つ選ぶ選択肢もある。

 営業時間は、ランチ=12時~15時、ディナー=18時~24時。

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