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香港灣仔区に新ホテル「AKI Hong Kong」 畳敷きの和室20室も

ホテル内の畳を敷いた和室

ホテル内の畳を敷いた和室

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 香港の灣仔と銅鑼湾の間に7月14日、新しいホテル「AKI Hong Kong - MGallery」(239 Jaffe Road, Wan Chai, Hong Kong TEL 2151 5000)がオープンした。

ホテル外観

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 香港コンベンション&エキシビションセンターや繁華街である銅鑼湾から徒歩約10分の場所に位置する同ホテル。最近、金鐘(Admiralty)まで延伸したMTR東鉄線(East Rail)の會展(Exhibition Centre)駅からも近い。周辺には香港芸術中心(Hong Kong Arts Centre)、添馬公園(Tamar Park)、灣仔文物徑(Wan Chai Heritage Trail)のほか、駱克道(Lockhart Road)や謝斐道(Jaffe Road)沿いにはレストランやバー街も多く並ぶ。

 経営は、世界110カ国・地域で5300室のホテルを展開するフランスのアコーホテルズ。ソフィテル、メルキュール、ノボテル、イビスなどのホテルブランドを抱えているが、その一つに高級ブティックホテルがテーマの「Mギャラリー」がある。Mギャラリーにとって香港2軒目のホテルが同ホテルで、AKIは「透明で明るいクリスタル」を意味して名付けたという。

 「モダンなミニマリストの美学に基づいてデザインを施した」というゲストルームは16平方メートルのクラシックルームから279平方メートルのデラックスルームまで5種類を展開。いずれもキングサイズのベッドを置くほか、木をふんだんに使って柔らかい部屋の雰囲気を演出している。床から天井までできるだけ窓を大きく配置することで自然の光を多く取り入れるようにした。

 低消費電力のホテルとして設計した部屋は、カーテンやブラインド、室温の上げ下げをタブレットを使ってコントロールするほか、滞在者が部屋を離れた場合、センサーが感知して自動的に空調が止まり、ブラインドも自動的に下がるテクノロジーを採用している。

 全173室のうち20部屋は畳を使った部屋を用意したのも特徴で、畳を敷き詰め、その上にマットレスを置くなどして、「海外の人でも負担が少なく利用しやすいよう」配慮する。畳部屋は270度見渡せる部屋として配置し、ビクトリアハーバーと九龍側、香港島の高層ビル群も一望できる。

 レストラン「TANGRAM」では、日本のテイストを組み込み、ランチに弁当箱を使ったメニューを用意するほか、スペイン料理の文化に欠かせないタパスに日本料理のアイデアを加えた「ジャパス」という新コンセプトの下、酒のつまみに合う料理を数多くそろえた。ウイスキー、シャンパン、ワイン、日本酒など80種類のアルコール類を用意。部屋と同様にビクトリアハーバーを眺めながらお酒を楽しむことができる。

 3階ロビーにある「Lobby Lounge」ではオーガニックの料理やデトックスのジュースなどをそろえるほか、夜になると宿泊客限定でグラスワイン1杯を提供するサービスも導入した。

 最上階の25階には、アンクルミンズ・ウィスキー・バー(Uncle Ming’s Whisky Bar)を設け、高層ビル、山、港の輝きを背景に、ウイスキーのテイスティングを体験できる。ソムリエの案内で、希少なシングルモルトを含む80種類以上のウイスキー、日本酒、高級ワイン、シャンパンをそろえる。

 ほかにも24時間営業のフィットネスセンター完備するほか、チェックインは14時、チェックアウトは12時に設定することで、宿泊客の利便性を高める。

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