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香港で今年も「日本秋祭」 目玉はPMQでの盆踊りや草間彌生さん特別展

イベントを開催予定のPMQで行われた記者会見

イベントを開催予定のPMQで行われた記者会見

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 在香港日本国総領事館は9月22日、PMQのQUBEで10月・11月を中心に開催する「日本秋祭 in 香港-魅力再発見-」の記者会見を行った。同プログラムはこの2カ月間を日本のイベント強化月間とし、2016 年より毎年開催し、今年で7回目を迎える。

「鳴子」を手に持って踊る高知県の「よさこい」もPMQのイベントで披露される予定

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 日本の文化団体、学校、企業、地方自治体、香港や第三国、地域の企業、団体などと協力し、期間中に開催されるイベントを1つの冠の下で束ね、日本を大きく香港社会にアピールするものとして、100 以上のイベントを開催する。

 開催に先立ち、岡田健一大使兼総領事は「昨年もコロナによるパンデミックの影響がありながらもオンライン、オフライン合わせて146のイベントが開催された」と前年を振り返りながら、「香港は日本にとって非常に重要なパートナーであり、経済的、人的交流が緊密。2021年時点で1400社の日系企業が香港でビジネスを展開しているが、香港の効率的かつ公正なビジネス環境がこれらの日系企業をサポートしてくれている」と述べ、「日本への入国制限が緩和されたことで多くの香港人が日本の訪問に関心を寄せ、日本をとても愛してくれていることに感謝する」とした上で、香港社会とイベントを開催する企業や参加する全ての人に感謝の意を表した。

 会見では、100以上に及ぶ音楽、芸術、工芸、武道、スポーツ、飲食、キャンペーンなど、さまざまな分野で認定されているイベントのうち、いくつかのハイライトについて紹介した。

 在香港日本国総領事館、国際交流基金、MCLシネマズが共同で「日本映画セレクション2022」を開催する。「日本映畫選2022―只賞動畫!」と題し、11月12日~20日の週末に、MCLシネマズで日本のアニメ5作品「マインド・ゲーム」「海獣の子供」「岬のマヨイガ」「ジーニアス・パーティー」「ジーニアス・パーティー・ビヨンド」を無料上映する。

 西九龍の美術館「M+」では11月12日から、同館1周年記念特別展として「草間彌生:1945年至今(草間彌生:1945年から現在まで)」を開催する。草間さんの70年にわたる創作活動を新たな視点で振り返る同展は、アジア、ヨーロッパ、アメリカの美術館や個人コレクションから、初公開の作品3点を含む200点以上の作品を展示する。同館初の有料イベントとなる。

 今年「最大のハイライト」として10月29日・30日の2日間、香港日本料理店協会主催の「踊ろう、秋祭!」がPMQのグランドフロアを使って行われる予定で、櫓(やぐら)を組み日本の祭りを再現する。香港政府の規制を順守しながらも、延べ約2万人の来場者を見込む。各企業や自治体などのブースが並ぶほか、日本舞踊団体「香の会」が中心となって、高知の「よさこい鳴子踊り」や「東京音頭」などを参加者も踊ることができるよう同イベントを支える。併せて、会場の一部では在香港日本国総領事館、アジアソサエティによるシンポジウム「Oishi Japan! - 東北の農林水産物の品質・安全・魅力紹介」も予定する。

 ほかにも、「日本武道巡禮2022」と題し、茘枝角で11月20日、居合道、合気道、空手、尺八の演舞や演奏を披露するほか、ゲームやアニメソングを歌う香港在住の歌手Liaさんが11月12日、西九龍文化地区の「Freespace」内「The Box」でソロライブを行う。

 詳細は在香港日本国総領事館のウェブサイトなどで確認することができる。

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