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中環にフードコート「BaseHall 02」 13店出店、食のソーシャルハブ目指す

スペースも幅広くとり、それぞれのお店が独立した形のカウンターも備える

スペースも幅広くとり、それぞれのお店が独立した形のカウンターも備える

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 中環の丸い窓がトレードマークのジャーディン・ハウス(怡和大廈)に1月11日、食のソーシャルハブを目指すフードコート「BaseHall 02」(LG/F, Jardine House, 1 Connaught Place, Central)がオープンした。ランチ、ハッピーアワー、ディナー、ドリンクなど時間や目的に応じて利用できる設定とし、キャッシュレス決済のみに対応する。独立したコンセプトを持つ13店が出店する。

フロア内の様子

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 店内のデザインは、アジア各地の伝統的な美食の街の建築とデザインからインスピレーションを受け、ハンドメードで焼いた中国のタイル細工、日本製の手彫りオーク材のパネルを使うほか、アクセントにモヘアなどユニークな要素も取り入れる。サステナビリティーにも重点を置き、CO2排出量の削減を考慮したデザイン、低消費電力の照明、アップサイクルのデザイン要素などを採用している。

 6店から成る「Counter Kiosks」には、同じ中環エリアに店がある話題店の出店も多い。熟成豚のサーロインとテンダーロインを扱い、フォークで切れるほど柔らかい熟成豚が人気のとんかつ店「Porker」、SOHOにあり、フライドチキンや韓国ユッケ牛のタルタルなどが人気の韓国家庭料理「Moyo」が出店。麺類では日本ラーメン店2店が登場した。和牛を使ったつけ麺が人気の「Mashi no Mashi」、アバディーンストリートでいつも行列ができるマダイだけを使ったラーメン専門店「Maru de Sankaku」もラインアップする。

 大坑で人気のクッキーショップ「Cookie Vission」は、しっとりした食感の「チャンキークッキー」をはじめ、毎日焼くドーナツ、季節のフレーバー、ソフトクリームなどの新しい限定デザートを用意した。新コンセプトの「Artifact」は18席のレストランコーナーを展開。キャビアをさまざまな形で、アジア料理ならではのアプローチで提供する。少量ずつ提供するコースメニュー「デギュスタシオンスタイル」で、希少な蒸留酒を中心としたドリンクリストを用意した。同エリアは2月中の正式オープンを予定する。

 「Dice Kiosks」エリアには、ミシュラン推薦店などが多く集まる。銅鑼湾で人気のローストグース「甘棠燒鵝Kamcentre Roast Goose」、古くから伝わるレシピで毎日手作りする山東ギョーザで知られる茘枝角(ライチコック)の家族経営の店「阿純山東餃子(Ah Chun Shandong Dumplings)」、?箕灣の地元グルメスポットから生まれた「安利魚蛋粉?(On Lee Noodle Shop)」は、牛バラ麺や魚のつみれ麺から、練乳やピーナツバターのトーストやトールサイズのトーフなど、茶餐廳の人気メニューまで、香港人が日常食として楽しむメニュー構成とした。

 四川料理店「Chilli Fagara」が手がける「Hot and Meen」はデリバリーのみ展開する業態だったが、今回、リアルダイニングで提供する。北角にあるカジュアルな潮州料理「潮樂園(Chiu Chow Delicacies)」は、ガチョウと豆腐のマリネや小さなサイズのオイスター・オムレツなどが人気の店。台湾屋台「倆口小吃 (Both Street)」は、元朗から毎日限定生産の手作りグアバオ(肉まん)を提はじめ台湾のストリートフードを提供する。

 営業時間は11時~22時。日曜・祝日定休。

 ●=にんべんに兩。

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