香港・尖沙咀にアップル新店 1000人が長蛇の列、限定Tシャツ配布も

ハイタッチで迎えるアップルの店員

ハイタッチで迎えるアップルの店員

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 尖沙咀の広東道沿いのショッピングモールハーバーシティ(海港城)の向かいに7月30日、米・アップル社が香港4店舗目となるアップルストアをオープンした。(100 Canton Road, Tsim Sha Tsui, Kowloon, Hong Kong Tel: 3979 8800)。

カントンロードにガラスの壁面でインパクトを与える新店外観

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 朝9時のオープン時には、 「アップル信者」のユーザーら1000人以上がすでに長蛇の列をつくり、香港最大のショッピングエリアでの開店を祝った
 同社は2011年9月にIFCモール出店を皮切りに、2012年9月に九龍塘のフェスティバルウォーク、2013年にはヘイサンプレイスに銅鑼湾店を開店。3店の直営ストアにはこれまで計3000万人が訪れているという。

 アップル関係者は「尖沙咀という香港市民と観光客の両方の客が見込める場所という念願の地域に店を構えた」と話す。地元では、2012年10月頃から同エリアの飲食店が次々と姿を消し、「糖朝」が移転をしたあたりからアップルが出店するとのうわさがあり、約2年半越しのオープンとなった。

 新店の広さは約3万平方フィートとこれまでの3つの店と比べるとほぼ倍となっている。地下1階、地上階、1階の3フロア構成で、地上階にはiPhone、iPad, Macbook、Apple Watch、iPodを並べるほか、店全体で合計264個の機器をディスプレーし、全てインターネットにつながっている。地階にはiPhone用のケースなどのアクセサリー類と周辺機器を並べ、ヘッドフォンメーカー「Beats」のヘッドフォンが多く並べられている。1階は、サポートカウンターの機能を果たすGenius Barのほか、ファミリールームも設ける。ガラスの外壁の高さは1枚13.7メートルと世界中のアップルストアの中でも一番高いという。設計は「Foster + Partners」。

 同店のオープンにより、香港4店全体で1500人が働くことになるという。店頭では購入者向けに商品をセットアップするサービス、無料講座などを開くほか、8月10日から3日間、8歳~12歳の子どもを対象に動画撮影や、サウンドトラックを学ぶアップルキャンプを企画する。

 今回、開店直前から店員が「蘋果Go!」(アップル・ゴー)と連呼しながら開店を盛り上げ、来店客を笑顔で迎えたほかハイタッチをする店員もいた。来店客には数量限定のコットン100%製のTシャツが配布された。白を基調に正面にはアップルマーク、背面には「Apple Store, Canton Road」がデザインされている。客の一人は「アップルの新しい店だから、どんな感じなのか見てみたいと思って来た」と限定Tシャツを手にうれしそうに話していた。

 同社は現在、中環店の上階に拡張工事も進めており、完成すれば今より45%ほど広くなるという。

 営業時間は10時~22時。

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