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銅鑼湾SOGO食品売り場がリニューアル 日系9社が香港初出店

リニューアルして、すっきりとして明るい印象になったSOGOの食品売り場

リニューアルして、すっきりとして明るい印象になったSOGOの食品売り場

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 香港銅鑼湾SOGOの地下2階食品売り場「Fresh mart」が4月22日、リニューアルオープンする。

リニューアルして印象も明るくなった食品売り場

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 顧客が利用しやすいよう売り場や通路の配置にこだわり、「美食」「カフェ」「西洋菓子」「アジア菓子」「健康」「食品」「スーパーマーケット」の7つのエリアに分けて改装した。スーパーマーケット内のアルコール売り場も顧客からの要望に応え、より多くの酒類を提供できるよう面積を拡大した。

 SOGO初出店となる企業は約20社。日本からは、「黒船」「CHAGAMA」「バターバトラー」「杉養蜂園」「Quiche Yoroizuka」「神戸牛のミートパイ」「プティ・メルヴィーユ」「越前海鮮倶楽部」「玖子貴」の9社。

 鹿児島に本店を構え東京と福岡にも進出しているさつま揚げ専門店「玖子貴」は、これまで海外での催事経験はあったが店舗を構えるのは初めて。お土産や個包装パックとして販売するさつま揚げ店が多い中、テークアウトスタイルをとっているのが特徴。商品のほとんどは店舗の厨房で作られ、実演販売も行う。香港店では、人気商品の「やきもろこし」(28香港ドル)や「半熟たまご天」(29香港ドル)、種子島産の安納芋を使った「安納いも」(28香港ドル)など約10種類の商品を販売する。社長の下吹越桂史さんは「毎月新メニューを出していく予定。香港をきっかけにアジア市場を開拓できたら」と意気込む。

 このほか、パティシエの鎧塚俊彦さんがプロデュースするキッシュ専門店「Quiche Yoroizuka」は昨年4月にオープンし、日本で1日2000個以上を売り上げるほど人気の商品。21日には鎧塚俊彦さんが香港に駆け付け、4種の味(オレンジアーモンド、エビのオマールソース、ロレーヌ、オニオングラタン)と香港限定の「エクアドルショコラ」を販売した。

 1988年創業の函館の洋菓子店「プティ・メルヴィーユ」は海外初出店。「プティ・メルヴィーユ」はフランス語で「ささやかな感動」を意味する。店主は北海道駒ヶ岳出身の遠藤薫さん。実家がカボチャ農家という遠藤さんは、規格外で売り物にならないカボチャを有効活用しようとカボチャを使ったプリンを作ったのが店を始めたきっかけという。一口サイズのチーズケーキ「函館メルチーズ」も主力商品の一つで、香港では、プレーン、抹茶、チョコの3種類の味(各25香港ドル)を展開する。今後はカボチャ、キャラメル味も追加予定という。「今後は実演販売も行いたい。まだあまり知られていない函館を香港人に知ってもらうため、店舗のモニターで函館の映像を流すなどして紹介していきたい」と遠藤さん。

 明治期創業という静岡県の茶葉卸「マルモ森商店」が運営する「CHAGAMA」は、粉末タイプやティーバッグなど53種類のお茶商品のほか、抹茶、茶道用品も販売する。お茶に関連した商品がワンストップでそろうのが特徴。香港国際茶展で優秀茶葉大賞に輝いた「高山やぶきた茶」も店頭に並べる。

 営業時間は10時~22時(金曜・土曜・祝日・祝前日は22時30分まで)。

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