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香港・中環に居酒屋「金城」 手作りつくね、オリオン生ビールなど提供

香港のバーやレストランが多いエリアながらも、落ち着いた趣の居酒屋

香港のバーやレストランが多いエリアながらも、落ち着いた趣の居酒屋

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 香港・中環SOHOエリアに7月1日、居酒屋「金城」(G/F., 27 Elgin Street, Soho, Central, Hong Kong TEL 2362 9992)がグランドオープンした。

同店看板メニューのひとつである「つくね」

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 中環の串焼き店「雪村」で料理長を務めるなど、香港で長年の飲食業界経験を持つ、沖縄県出身の金城雅洋さんが店主を務める同店。「香港に来た13年前ごろから、いつかは自分の店を持ちたい」との思いがあり、その夢が叶ったという。

 沖縄料理を中心に刺し身や串焼きなど、さまざまな料理を提供する。店舗面積は約480スクエアフィート。席数は、カウンター席8席、テーブル席14席。道路側に大きな窓を設け、外から店内の様子が見えるのが特徴。「中がよく見え、お客さまが入りやすい店にしたい」と金城さん。「雪村時代に常連さんも多かったことから、場所は中環周辺にこだわり、物件探しに8カ月を掛けた」とも。

 金城さんのお薦めメニューは、鶏もも肉、なんこつ、玉ねぎなどを2時間たたいて仕上げる手作りの「月見つくね」(42香港ドル)。沖縄県の老舗豆腐メーカー「ひろし屋」の豆腐を使った「島ドーフと沖縄産トマトの和風カプレーゼサラダ」(88香港ドル)、「スク豆腐」(58香港ドル)などは客からの人気が高いという。

 「スク」は沖縄の方言で「愛子(アイゴ)」を意味する。「『ひろし屋』の豆腐は、地釜炊きで時間をかけて丁寧に作るため、味が濃いのが特徴。サラダにしてもおいしいし、塩辛のような料理とも相性抜群」と金城さん。そのほか、カツオの内臓(ワタ)を塩と泡盛で漬け、クリームチーズとあえた「ワタガラスクリームチーズ」(58香港ドル)もお薦めという。

 メニューはこのほか、週替わりの刺し身、博多地鶏を使った「もも」「ねぎま」の串焼き(各35香港ドル)、シマホッケ焼き(88香港ドル)など。ランチタイムは、「沖縄県産豚ロースカツ定食」(128香港ドル)、「鹿児島産赤鶏と日本産卵の親子丼」(108香港ドル)、「週替わり定食or丼」(98香港ドル)など定食メニュー7種類を用意する。

 ドリンクメニューは、泡盛「残波(ざんぱ)」、たる生のオリオンビールなどを取りそろえる。金城さんは「オリオンビールの研修を受けたほどオリオンビールへの思いが深い。オリオンビールのたる生は香港では珍しい。今後はメニューの数も増やしていく予定で、日本で居酒屋に寄るような感覚で来てほしい。リーズナブルな価格で気軽に楽しんでもらえたら」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は、ランチ=11時30分~15時、ディナー=18時~23時。日曜日定休。

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