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香港・中環のスタバに「コーヒービール」 希少なコーヒー豆と日本のクラフトビール使う

アルコール類の提供を始めたセントラルのスタバ

アルコール類の提供を始めたセントラルのスタバ

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 香港のスターバックスコーヒーは3月22日、香港初のスターバックスの高級志向向けの業態「スターバックス リザーブ」を中環のifc(香港国際金融中心=Shop 2097-98, Podium L2, ifc mall, Central,Hong Kong))にオープンした。経営は香港の飲食集団マキシムグループ。

スターバックスで提供するコーヒービール

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 落ち着いた茶色を基調とした店内中央には楕円(だえん)形型にバーカウンターを設け、その周りに向かい合うソファ席を並べる。従来の店よりゆったりとした印象にし、通常のコーヒーメニューも、少量しか手に入らないコーヒー豆をそろえ、入れ方などを細かくスタッフと相談できるようにした。コーヒーは風味の好みによって注文ごとにひき、サイホンやクローバー「プアオーバー」、コーヒープレス、ビールのように注ぐコールドブリューコーヒーの抽出方法から選ぶことができる。6種類のコーヒー豆でスタートした。

 「ナイトロ コールドブリューコーヒー」(トール=55香港ドル、グランデ=61香港ドル)は、熱を加えず水でゆっくりと時間をかけて抽出する水出しコーヒーに窒素ガスを注入し、バリスタがオーダーごとに専用のタップからグラスに注ぐ。窒素ガスはグラスの中で、カーテンのようなカスケードが起こり、なめらかでクリーミーな味わいを出すことができるという。

 同店ではアルコールも提供。新界・火炭にできた「常陸野香港ブルワリー」のクラフトビールを提供するのも香港オリジナルで、コーヒーが入ったビールは、「キャラメルマキアートクリームエール」(78香港ドル)、コロンビアコーヒーのひいた豆とキャラメルを18時間醸造し、ゴールドカラーに仕上げたコーヒービール。「モカブラウンエール」(同=78香港ドル)は、ブラウンエールとグアテマラ産のアンティグアとココアニブを掛け合わせる。黒ビールにも甘さを感じさせるような一杯だ。ほかにもスパークリングワイン、赤白ワイン、ボトルビールなども用意した。

 フードメニューはチャバタを添えたラクレットチーズ「Grilled Raclette Cheese Dip with Ciabatta Crisps」(48香港ドル)、ベーコン巻きアスパラ「Bacon Wrapped Asparagus Skewer」(53香港ドル)など、アルコールに合うもの4種類を用意する。

 営業時間は7時~22時(金曜は23時まで、土曜は8時~23時、日曜・祝日=9時~21時)。アルコールの提供は12時以降。

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