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ミシュランガイド香港・マカオ版2015発表-3つ星に5店舗

各受賞レストランのシェフや関係者が集まり受賞を祝った

各受賞レストランのシェフや関係者が集まり受賞を祝った

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 香港版としては7版目となる「ミシュランガイド香港・マカオ版(米芝蓮指南香港澳門)2015」が10月30日発表され、安定感のある顔ぶれ5店舗が3つ星に輝いた。

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 3つ星を獲得したのは、「Bo Innovation」「L'Atelier de Joel Robuchon」「1/8 Otto e Mezzo-Bombana」「Lung King Heen」「Sushi Shikon」の5店舗。全ての店舗が昨年と同じ3つ星をキープした。昨年初めて和食「Sushi Shikon」が3つ星を獲得したことが大きな話題となったが、斬新な創作中華を提供する「Bo Innovation」と同様、3つ星の座を守った。

 2つ星は昨年より1つ増えて14軒。「The Principal」「都?利會館」「欣圖軒」が1つ星より昇格し、「SPOON by Alain Ducasse」「阿一海景飯店」の2店舗が降格した。「都●利會館」(●は父かんむりに多)は昨年初登場だったが、1年で2つ星に昇格。そのほかは、リッツカールトンの「天空龍吟」、ランドマークマンダリンオリエンタルの「Amber」、シャングリラの「香宮」「夏宮」、フォーシーズンズの 「Caprice」、マンダリンオリエンタルの「Pierre」など、ホテルの中華やフレンチなどの店舗が多くランクインした。

 1つ星も昨年より1店舗多い45軒が獲得し、中華料理では「富臨飯店」「甘牌燒鵝」、和食は中環で高級すし店を営む「Sushi Ginza Iwa」が初登場。フレンチの初登場は「Akrame」「NUR」、「Seasons」「Upper Modern Bistro」など、ここ数年香港に増えるフレンチ勢、ガストロノミーを提案する店が増えたという傾向も見られる。

 全体的に変化が少なかったことから「昨年に比べるとSNSなどでの盛り上がりにはやや欠けた印象」と話す関係者も多い。香港で著名飲食ブロガーとして活躍する阿世さんは、同結果を受けて「全体的にリーズナブルな店のランクインも多かった」と感想を話す。「何よりもうれしいのは、銀座いわが1つ星を獲得したこと。ここのすし米の感触と味は香港で一番好き」とも。

 米芝蓮指南香港澳門2015は各書店で販売する。

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