ペニンシュラ恒例の月餅オンライン予約日発表 5日間限定で

オンライン予約のみ受け付けるペニンシュラ嘉麟楼の月餅

オンライン予約のみ受け付けるペニンシュラ嘉麟楼の月餅

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 9月27日(旧暦8月15日)に迎える中秋節を控え、「ザ・ペニンシュラ香港」は今年も人気商品の月餅の販売を計画する中、同ホテル内の中華料理「スプリングムーン(嘉麟楼)」の限定エッグカスタードのミニ月餅の販売予約を8月24日~28日の5日間、8時から受け付ける。

店舗で販売するランタンボックスに入った月餅

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 同商品はオンライン予約のみの限定販売となる。販売予定数は明らかにしておらず、各日の限定数に達した時点で締め切る予定。

 これらの限定月餅は食感と香りを大切にし、1986年に販売スタートをしたころのレシピを参考にし、作り方は秘密にされている。繊細に作られながらもきちんと焼く強さに耐えられるように工夫を凝らしていて、アヒルの卵の塩漬けのカスタード餡(あん)であることが特徴。1箱8個入りで、価格は485香港ドル。

 これとは別にペニンシュラブティックをはじめとする販売チャネルでは、中国、シンガポール、日本、カナダなどのペニンシュラブティックを中心に世界50カ所で取り扱う月餅も販売する。今シーズンの注目商品は、今年で初めて販売されるランタンをイメージして作り上げた限定版のLEDギフトボックス。人気のエッグカスタード、定番の塩漬け卵入りの白蓮餡と塩漬け卵入りの黄蓮餡から、新しく改良されたのチョコレートカスタードまで、4種類のミニ月餅を詰め合わせる。月餅はそれぞれ2個ずつ4段の引き出しの中に収められ、味覚だけでなく見た目も楽しめる仕様にした。ランタンの形をしているので、ギフトボックスを中秋節の飾りとして自宅に置くだけでも楽しめるアイテム。同ブティックやリーガーデン2階のポップアップストアでは、1セット680香港ドルで販売する。

 ペニンシュラの月餅事業は1986年、エッグカスタードのミニ月餅の販売から始まった。「スプリングムーン」で開業以来一番長く働き、点心作りの相談役を担っているシェフのイップ・ウィン・ワー(Yip Wing Wah)さんは、月餅の品質を維持するために、世界中のペニンシュラホテルの月餅マスターを務める。同店のレシピは伝統的なハスの実とアヒルの塩漬け卵入りの月餅とは異なり、食べやすく、「現代的な月餅」ともいわれる。

 イップシェフは、1966年に見習いとしてキャリアをはじめ、1986年に「スプリングムーン」の経営に参画した。2013年の定年を迎える前は、5人の点心シェフとともに、毎日1日1万1000~1万2000個の点心を作り、日々点心の製作に没頭してきた。現在、中秋節を前にして、イップさんは月餅製造の指揮を執り、月餅が常に高品質を保っているかを監督している。数十万個の月餅が厳密に引き継がれてきたレシピに基づいて作られているかを確認し、月餅がペニンシュラの名にふさわしい品質を保つように力を入れている。

 オンライン予約限定のカスタードのミニ月餅は1回の予約で20箱まで。受け渡しは9月6日~26日に「スプリングムーン(嘉麟楼)」で対応する。

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