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フォションのカフェが香港初進出 香港島でなく沙田を選ぶ

見た目も豪華なAfternoon Tea Set for Two

見た目も豪華なAfternoon Tea Set for Two

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 スイーツ、コーヒー・紅茶、総菜、調味料など食に関する商品を製造販売するフォション(Fauchon)は6月1日、沙田(Shatin)の新城市広場(New Town Plaza)に香港初のカフェ「FAUCHON Paris LE CAFE」(Shop 408 & 410, Level 4, New Town Plaza Phase 1、TEL 2237 1515をオープンした。

Carre Framboiseは香港店オープンのために作られたメニュー

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 同店は1886年、野菜・果物の行商人だったオーギュスト・フォションがワイン、ハム、鮮魚などを扱う食品店をパリのマドレーヌ広場に開いたのが始まり。1895年にパンやスイーツを扱うようになり、1898年にサロンをオープン。紅茶とケーキなどのお菓子を一緒に食べるスタイルをフランスに定着させた。1972年には海外1号店として、日本橋の高島屋にブティックをオープンし、現在は世界で44カ国・地域に展開している。日本では高島屋のほか、アサヒ飲料やエスビー食品なども同ブランドと提携して商品を販売する。

 イギリス占領下の影響でイギリスのアフタヌーンティーの文化が根付いている香港に今回、フランスのスイーツカルチャーをけん引する企業が進出した形だが、初めての香港店の場所に選んだのは西洋人が多い中環(Central)ではなく郊外の沙田。同地区は人口が多く、最近は日本人居住者も増えているほか鉄道を使った深センからの中国人客も多く、新城市広場は香港のショッピングモールの中でも有数の集客能力を誇る。

 店舗面積は2000平方フィートで、席数は116席。外観は2004年から採用している黒とホットピンクのブランドカラーを採用。テーブルもイメージカラーの白を用いて、シンプルでありながらもクラシックな印象を与える内装に仕上げた。
 香港オリジナルメニューの「Carre Framboise」は、ビスケットの上に薄いホワイトチョコレートをのせ、さらにその上にメレンゲとラズベリーを交互にあしらう。Fouchonのアイコン的メニューの「Fashionchoc Cake」(以上65香港ドル)はチョコレートを何層にも重ねてサイコロ状に形作ったチョコレートケーキ。14時~17時30分には2人用アフタヌーンティーセット「Afternoon Tea Set for Two」(160香港ドル)を用意し、マカロンやキッシュ、ホットサンドなど7種類の軽食とスイーツを提供する。

 フランスらしくフォアグラを使ったサラダ「Foie Gras Salad」(112香港ドル)や、アスパラの緑色が食欲を引き立てるリゾット「Asparagus Risotto」(138香港ドル)など、アラカルトメニューでしっかりと食事を取ることもできる。

 営業時間は11時30分~23時(金曜・土曜・祝前日は23時30分まで、日曜・祝日は10時30分~)。

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