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香港・太古AEONがリニューアル フェア第一弾は鳥取・岡山観光物産展

「AEON Style」へのリニューアル、フェア第一弾は鳥取岡山観光物産展

「AEON Style」へのリニューアル、フェア第一弾は鳥取岡山観光物産展

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 4月より長期工事に入っていた太古のAEONが7月8日、「AEON Style」としてリニューアルオープンした。

印象もがらりと変わったフードコートの様子

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 同社では現在、日本国内で地域の客層に合わせて売り場に特性を持たせ、ファミリー層をターゲットとした「イオン・スタイル」を展開しており、香港の太古店はその海外1号店となる。店舗面積は2万4千平方メートル。

 リニューアル後は物産展第一弾として、「鳥取 岡山観光物産展」を7月13日まで開催する。初日のこの日は、同展に合わせて、平井伸治鳥取県知事、京博司岡山県農林水産部長が来港した。

 セレモニーで全てのあいさつを広東語で行った平井知事は、岡山との連動について、東京のアンテナショップ「桃て梨(ももてなし)」を展開するなど関係性を説明。「日本海側と瀬戸内海では気候が違うので同時期に鳥取はスイカ、岡山は桃といったように、水産物、農産物が被らないのが連動できる魅力」と話した。

 鳥取県は、香港航空よる9月の乗り入れを目指していていることも一体となって観光物産展を実施する理由として挙げる。店内では、鳥取県がスイカや紅ズワイガニ、岡山県産の白桃やブドウなどを販売する。

 今回のリニューアルに際し、永旺百貨(AEON)の水島吉章副董事総経理は「3世代家族が楽しめる店がコンセプト」と話す。地上階は「Food Marché」(フードマルシェ)と名付け、日本の米、フルーツ、海産物をはじめ、世界各国から食材を直接仕入れ店頭に並べる。

 「デリカの売り場を3倍に広げ、外食比率が6割にのぼる香港市場にあわせ、持ち帰りもイートインも可能にした」とも。テナントは大戸屋など一部を残してほぼ変更し、「顧客の声をすぐメニューに生かすため、直営にこだわった」とフードコートやパン店などは自社運営することを明かした。

 1階は生活用品、2階は服飾や文房具、3階は子ども向けのおもちゃや服飾で構成。これまでのように縦に什器を並べ、端から端までの埋め尽くすような配置ではなく、木製の高さも低い棚を斜めに並べたスペースを作ることで開放的な印象に仕上げる。「メード・イン・ジャパンはたくさんある。AEONにしかないメード・イン・ジャパンを目指す」と水島さん。

 AEONグループとしては今後AEONスタイルを増やす方針といい、シーンで売るには成熟度も求められることから、香港はGSM形態の黄埔(ウォンポー)で同形態出店のための改装工事を現在進めている。リニューアルオープンは9月の予定。

 営業時間は食品売場=8時30分~23時。その他=10時~22時30分。

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