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70~80年代の香港をテーマにしたホテル、尖沙咀に開業へ

香港のオールドスタイルを壁面にも施したホテル

香港のオールドスタイルを壁面にも施したホテル

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 観光客の増加から新ホテルのオープンが続く香港で、尖沙咀(Tsim Sha Tsui)のショッピングモール「The ONE」のすぐ東側に11月1日、古き良き時代の香港をテーマにしたホテル「attitude on granville」(20 Granville Road, Tsim Sha Tsui, Hong Kong Tel: 2105 3888)がグランドオープンする。

部屋はシンプルながらも個性的に

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 ホテルのコンセプトは1970年代初頭から80年代の香港。ホテルの入り口は昔の公営住宅の壁に使われていたデザインをモチーフにしたカラフルな格子状の枠で客を迎える。この壁はレセプション横の壁などホテル内装の一部にも使うなどして、象徴的としてインパクトを放つ。ロビーには昔の公衆電話、かばん、テレビ、カメラ、扇風機などをインテリアとして飾りながらも、ゲストが無料で使えるデスクトップコンピューターがあるため、そのコントラストを楽しむこともできる。エレベーターホールもフロアによって、香港の高層ビル群、地下鉄の駅を連想させるタイルを張り巡らすなどして、「宿泊客が香港にいることを実感させてくれる内装」に仕上げたという。

 部屋は全81室で4種類。「Urban」は約15平方メートルで、ツインルームかダブルベッドルームの2種類を用意。壁にブルース・リーの絵が描かれている部屋もある。22平方メートル「Cozy」はツインルームだが、ベッドはそれぞれキングサイズと広々した設計。水道管のパイプをそのままハンガー掛けとして利用している。「Elite」はシングルベッド2つのツインルームかキングサイズのベッド1つの部屋で25平方メートルある。2人用のソファもありベッドとしても利用できるため、家族向けの部屋としても利用できる。スターフェリーの絵が掛けられているなど、部屋からも香港を感じさせてくれる。最高峰の「Studio Suite」は35平方メートルのキングサイズベッドを備えたツインルームだが、ソファの前にはデスクを置き、壁には現在の文化中心(Cultural Centre)の場所に鉄道駅があったころの写真を飾るなどしている。

 各部屋のシャワールームは、洗顔や歯磨きで使えるシンクは幅広く底が深いタイプ。そこで手洗いの洗濯ができそうな雰囲気、つまり洗濯機がまだ普及していない昔の香港を連想させる設計になっているという。

 3階には先行オープンしたコンテンポラリーの中華レストラン「飲茶(Yum Cha)」があり、エレベーターのドアが開いた瞬間からオープンキッチン型で、目の前でシェフが点心を作っている様子がガラス越しに見える。饅頭系の点心でも表面に豚の顔を描かれたりするなど工夫を凝らしている。4階は欧州スタイルのモダンレストラン「Urban Park」。ここにはテラスがあり、尖沙咀のど真ん中で周辺の高層ビルに囲まれながら料理を楽しんだりくつろいだりすることができる。

 運営会社は、同ホテルから徒歩約1分の同じ通りにタイをテーマにしたホテル「SORAVIT ON GRANVILLE ROAD」を2017年に開業する予定。

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