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香港におむすび専門店 注文を受けてから握る「できたてスタイル」で提供

日本の米、日本の海苔を使ったおにぎり

日本の米、日本の海苔を使ったおにぎり

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 香港・フォートレスヒルに11月20日、おむすび専門店「おむすび処 米衛門」(Shop A, G/F., Merlin Garden, 160 Electric Rd, Fortress Hill TEL 2265-7599)がオープンした。

路面店としてオープンした店舗の様子

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 作り置きではなく注文を受けてから握る、香港では新しい「できたてスタイル」でおにぎりを提供する同店。店内は、黒色を基調にシンプルで上品な空間を演出する。店舗面積は約250スクエアフィート。壁いっぱいに広がる床から天井までの大きな窓が特徴で、こじんまりとしながらも開放感のある造りとなっている。

 席数はイートイン席8席。商品はテークアウトにも対応する。同エリアは住宅だけでなく、新規のオフィスビルやホテルなどもあり、「働く人たちに健康に良いものを食べてもらいたい」をコンセプトに据える。

 オーナーは俳優のドミニク・ホーさん。ゼネラル・マネージャーは日本人の大塚俊さんが務める。大塚さんは米国でおむすび店の運営に携わっていた経験があり、彼の友人であるジュン・パンさんとドミニクさんが米国を訪れた時、香港でもおむすび店を開かないかという話になり今回のオープンが決まったという。

 主力メニューのおむすびは全14種類。「鮭」(22香港ドル)や「ツナマヨ」(20香港ドル)などの一般的な具材のほか、えびフライをお米で包んだ「えびフライ」(26香港ドル)、煮卵を丸ごと入れた「煮卵」(24香港ドル)なども用意する。

 エビフライは、アメリカ米国で大人気だったことを踏まえ、香港でもメニューに取り入れたという。コメは北海道産の「ゆめぴりか」を使う。「一番おいしい状態のおむすびを食べてもらいたい」との思いから、テークアウト時、海苔(のり)は別途袋に入れて提供し、食べる直前に自分で巻くようにした。

 このほか、丼物、サイドメニューも取りそろえる。大塚さんのお薦めメニューという「ポキボウル(Poke Bowl)」(59香港ドル)は、サーモンの切り身をごま油などの調味料に漬け、「漬け丼」のように仕上げたもの。「からあげボウル(Karaage Bowl)」(52香港ドル)も人気が高く、日本のから揚げの味に近づくよう鶏もも肉を使っているという。

 12月からは、期間限定で「てりやきチキン」おむすびも並べる予定。今後は朝食メニューも用意し、夜は気軽に立ち寄れる「居酒屋風スタイル」を展開していく方針という。

 営業時間は、月曜~日曜=11時30分~4時、17時30分~22時。

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