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香港・茘枝角に「クレイジーカー」専用スペース併設のレストラン

レストランの中に電子カート専用レーンを設置

レストランの中に電子カート専用レーンを設置

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 オープンして間もない茘枝角のモール「D2プレイス2」(Unit205,F/2,D2 Place Two,15 Cheung Shun Street,Lai Chi Kok)に12月21日、電動カート「クレイジーカー」の専用コースを併設したレストラン「Crazy Car Cafe」(TEL 3428-5298)がオープンした。

上級者はドリフトやスピンも

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 クレイジーカーとは、数年前からアメリカの子どもたちの間で人気が出ている電気で動く車で、米カリフォルニア州に拠点があるRazor社の電動カートを採用した。子どもから大人までが楽しめるサイズがあり、前部にモーターとステアリングを搭載し、操り方によっては幅広いアクションを楽しめる。動力を利用し、脇にあるレバーを引くとドリフト走行でき、スピンターンも可能だ。

 同店をオープンしたのは葉文俊さんと2人の若者で、スタッフも年齢が20~25歳。クレイジーカートについては、ユーチューブで面白さを感じ、自らアメリカにアプローチしたという。もともとクントンでサービスを提供していたカートスペース(現在は閉店)の約6.5倍の店舗が見つかり再スタートを切った。

 店内は、黒をベースに赤や緑の装飾を施し、「ファンキーさやギャラクシーさ」を表現してクラブのようなイメージに作り込んだという。以前のコースでは、カートに乗車するための待ち時間が30分以上になることもあり、多くの利用者から「乗車待ちの間に食事ができないか」という声が大きかったため、1万3000スクエアフィートの全フロアのうち、3000スクエアフィート分にレストランスペースを併設した。

 店内には子どもと一緒に乗ることもできる大人用の「Crazy Cart XL」、6歳で120センチ以上の子どもが利用できる「Crazy Cart」のほか、6歳以下の子どもが利用できるカートも用意した。一番小さいタイプのものを利用する時間は6人限定でスタッフもサポートしてくれる。「これまでゴーカートなどを導入した多くの施設がたった1回の事故で、廃止に追い込まれてきた。このカートは香港政府とも何度も議論しながら、申請をし、最終的に安全さ、人気を認めてくれた」と葉さんは振り返る。

 子ども向けにはギアやヘルメットなども用意して安全に配慮する。以前は15分単位での利用としていたが、利用者から「長すぎて疲れる」と多くのコメントがあり、6分間利用で59~69香港ドルとした。200香港ドルの利用ごとに1回分の乗車券を無料で発行する。「現在のところ9割の利用客が食事とカートを楽んでいる」と手応えを感じている。

 食事は、ランチタイムは前菜、サラダ、パスタがセットになったセットメニュー(118香港ドル~)を用意し、チキンとマッシュルームのガーリックソーススパゲティやベーコンのクリームソーススパゲティ、マッシュルームリゾットにブラックトリュフ添えなどを用意。ランチ以外の時間帯はアラカルトでオーダーできる。人気メニューはチキンウィング(68香港ドル)で、大きめの柔らかいチキンをジューシーに仕上げている。

 営業時間は10時30分~22時30分(食事の提供は11時30分~21時)。

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