香港にポルトガル・マカオ料理「Azores」 近くて遠い本場の味を提供

香港に登場したポルトガルとマカオのレストラン

香港に登場したポルトガルとマカオのレストラン

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 マカオ大手レストラングループ「佳景集団(Future Bright Group)」は12月7日、元朗(Yuen Long)にある巨大ショッピングモールYOHO Mallにポルトガル・マカオ料理の店「亞蘇爾(Azores)」(Shop 2056, YOHO Mall I, 9 Yuen Lung Street, Yuen Long, New Territories, Hong Kong TEL 3586 9133)をオープンした。

店内の様子

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 同店を経営する佳景集団は、香港市場では豚骨ラーメン「最強濃厚ラーメンばり●(うま)」とつけ麺の「風雲丸」という日本料理店を展開する。ポルトガル料理やマカオ料理は、高速フェリーで1時間と近いマカオの本場で味を楽しもうとする香港人がほとんどであるため、専門店はそれほど多くなく、「近くて遠い料理」ともいえる。同社はそこに目を付けた。

 店名は、ポルトガルから西に1000キロ強のところにあるアレゾス諸島に由来する。店舗面積は、屋内が2400平方フィートと広々した設計で、さらに800平方フィートのテラス席がある。席数は店内100席、テラス28席の計128席。テラスに面した席は天井から床まで自然光がたくさん入る明るい雰囲気に仕上げた。壁紙にはオレンジを採用し、ポルトガル・マカオ料理に関する絵と言葉が漢字で書かれている。

 エグゼクティブシェフを務めるのが呉偉●(Billy Ng)さん。マンダリンオリエンタル・ホテル、香港仔(Aberdeen)のマリーナクラブ、ギャラクシー・マカオなどで腕を振るってきたシェフが仕切る。マカオ料理では2013年に開かれた「Hofex国際烹?大賽(HOFEX Hong Kong International Culinary Classic)」でシルバーメダルに輝いた実績もある。

 マカオ料理を代表するアフリカン・チキン「惹味非洲?伴慢?番茄沙律(African Chicken with Tomato Confit)」(138香港ドル)は多彩なスパイスを使うだけでなく、トマト、チリ、ピーナツなどを隠し味として使い、3時間かけてじっくりと焼き上げたもの。付け合わせに焼きトマトを添える。「沙梨頭手打墨魚餅(Chorizo & Squid Cakes)」(4個48香港ドル)はチョリソとイカを混ぜ合わせて揚げたももので、ビールに合わせやすい。「招牌活蜆海膽鮮蟹粥(Crab, Clams & Sea Urchin Porridge with Coriander in Rich Fish Stock)」(2人用168香港ドル)はカニ、ウニ、ハマグリが入ったおかゆで、海鮮のエキスを米に染み渡らせた。

 ドリンクは、ポルトガルワインとして、「Portugal House Red Wine」(グラス58香港ドル、ボトル238香港ドル)、「Portugal House Red White」(同)、「Mateus Rose Original」(ボトルのみ268香港ドル)があるほか、ビールはマカオならではの「澳門?酒(Macau Beer)」(48香港ドル)、「葡萄牙博?酒(Portugal Super Bock)」(同)を用意する。

 営業時間は11時~23時。

ばり●=●はくちへんに馬
偉●=●木へんに梁
烹●=食へんに王

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