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香港のSOHOにイギリスビーフのステーキ専門店

香港に登場したイギリスビーフのステーキ店

香港に登場したイギリスビーフのステーキ店

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 世界各国の料理が食べられるレストランが集まっていることで人気の蘇豪(SOHO)地区(G/F.,59 Elgin Street, SOHO, Central, Hong Kong TEL 2627 0528)に3月21日、イギリスノビーフを中心としたステーキ専門店「Steak on Elgin」がソフトオープンした。

店内の様子

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 香港にはブランド和牛を使った一流ホテルの専門店からリーズナブルな価格の西洋系のステーキレストラン、牛肉大国のアルゼンチン料理店、店自慢の特製ソースをウエーターが客の目の前にかけるパフォーマンス香港スタイルのステーキまで、多くの選択肢がある。イギリス料理は一般的な料理の評価はさほど高くないが、歴史的背景などからローストビーフなど牛肉を使った料理には評価が高いものもある。

 「シンプルで店員のホスピタリティーが優れているのが特徴」と自信をもって話すのは馬煕成(Clayton Ma)ヘッドシェフ。シンプルとは店内はスタイリッシュでありながら壁に絵を飾らないデザインで、メニューも「厳選したものだけに絞った」からだという。客から店員に質問があった際、「分からない」「ちょっとシェフに聞いてくる」とことがないよう、ウエーター、ウエートレス自身もステーキのプロが提供しているというホスピタリティーを目指す。

 店舗面積は約2000平方フィートで、席数は6人用個室1室を含み24席。バーカウンターにも数席座席を設けた。前菜はスペイン産のタコをグリルし、ニンニクベースのソースで食べる「Grilled Spanish Octopus」(185香港ドル)、チーズをスモークしたトマトジャムとバジルと合わせて食べる「Buffalo Burrata Cheese」(168香港ドル)など6種類のみ。サイドメニューは(全て78香港ドル)、機械ではなくシェフ自ら手でカットしたフレンチフライの「Hand Cut Fries」など4種類がある。

 メインでは、馬ヘッドシェフのお薦めは「UK Native Breeds Dry Aged Fillet Mignon On The Bone」(10~12オンス、480香港ドル)。これをグレイビーソース、グリーンペッパーをベースとした甘みがありながらも後から辛さが出てくるソース、バターやハーブを使ったソースの3種類のソースから選んで食べる。肉は厚みがあるものの、スッとナイフで切れる軟らかさのものがある。

 イギリスの牛肉は和牛と違いサシが少ないので、すっきりとした味わいで、赤身肉のおいしさがダイレクトに口の中に広がる。「同じ部位でも隅のほうは別な部位と重なるため、部位の右と左では微妙に味などが異なる。私は右から左に単調に肉を切らず、切り方を工夫することで、できるだけ均等に部位をお客さまに提供するように工夫している」と馬ヘッドシェフは職人ぶりをのぞかせる。

 ほかにも「UK Native Breeds Dry Aged Rib-Eye On The Bone」(28 オンス、1280香港ドル)、「Kettyle Irish Salt Moss Cave Aged T-Bone(同、1580香港ドル)」などがあるが、ビーフも6種類のみに絞った。加えて豚肉と羊肉、「Spanish Iberico Pork Shoulder」(380香港ドル)と「Rhug Estate Organic Free-Range Welsh Rack Of Lamb」(600香港ドル)を1種類ずつ用意している。

 ワインは350種類を用意。フランス、イタリア、スペイン、アメリカ、オーストラリア産など幅広く用意し、価格もボトルで500香港ドル程度から上は1万5,250香港ドルまでさまざま。ウエーターに相談しながら肉と合わせた好みのワインを見つけることが可能だ。

 営業時間は17時~翌1時。

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