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モロッコ発祥のコーヒー店「BACHA COFFEE」が香港に旗艦店

「BACHA COFFEE(バシャコーヒー)」が、初のカフェも併設した店舗を尖沙咀のハーバーシティ内にオープンした

「BACHA COFFEE(バシャコーヒー)」が、初のカフェも併設した店舗を尖沙咀のハーバーシティ内にオープンした

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 香港でも店舗を持つモロッコ発祥のコーヒー店「BACHA COFFEE(バシャコーヒー)」の新店が5月8日、尖沙咀のハーバーシティ内(Shop G315 & G315A, G/F, Gateway Arcade, Tsim Sha Tsui TEL 2180 6918)にオープンした。初のカフェも併設した店舗で、旗艦店として営業する。

初のカフェも併設、コーヒー、ペイストリー、パンなどを終日提供する

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 「バシャコーヒー」の名前の由来は、1910年に建設されたモロッコのマラケシュで創業したとされる伝説の「ダール・エル・バシャ宮殿」。20世紀初頭、チャーチル英首相やルーズベルト米大統領らが集まり、コーヒー談義を交わしたといわれる伝説の場所をブランドストーリーとし、シンガポール企業が展開している。

 同ブランドは現在、ヨーロッパ、中東、アジアに拡大し、主要12都市に32店舗を展開している。ヨーロッパ初の旗艦店が4月、パリの象徴的なシャンゼリゼ通りにオープンしたばかりだが、3階建ての店舗は、ヨーロッパ進出における幕開けとなった。マラケシュの本店は、モロッコの伝統とコーヒーを体験するため世界中から観光客が訪れる場所となっている。現在同ブランドのコーヒーはオンラインを含め、60カ国以上でサービスを提供している。

 香港には2023年8月に中環のifcに初出店し、その後、香港国際空港にも登場。両店は販売を中心にテイクアウェーコーナーも備えたものの、今回の尖沙咀店では同ブランドのダイニングコンセプトを据える。

 タハ・ブクディブ(Taha Bouqdib)社長兼CEOは「バシャコーヒーの世界各地の店舗とコンセプトは、マラケシュの本店のDNAを受け継いでいる。私たちの世界的な拡大における重要な戦略的拠点として、私たちはこのハーバーシティの店が、お客さまにとってかけがえのない場所になると信じている」と話す。

 ビクトリア・ハーバーを望む店舗は2500平方フィートの広さを誇る。カフェルームは50人を収容でき、終日利用できる。店内は白と黒の格子でモザイクの石を敷き詰め、皮やトウを配した椅子、店内の装飾も随所にきらびやかな金色をあしらい、豪華なイメージに仕上げた。

 コーヒー、ペイストリー、パンなどのヴィエノワズリーを引き立てるメニューを終日提供。世界35カ国のアラビカ種100%のスペシャルティコーヒーを200種類以上取りそろえる。伝統的なコーヒーのいれ方でコーヒーマスターたちが対応する。

 朝8時からの朝食は、スパイシーなトマトソースを使う卵料理がお薦めで、「この料理にはアロマと酸味が利いた南米産のレッド・バイソン・コーヒーが合う」という。

 伝統的なモロッコ料理で、スパイスをふんだんに使ったミートボール「ケフタ」は、モロッコの伝統に敬意を表したもの。これに合わせて、好みのアラビカを提供する。チキン、チェダーチーズ、目玉焼き、オニオンレーズンコンフィ、ピクルスを重ねたバチャ・クラブ・サンドイッチは、世界各地の店舗で提供している人気メニュー。

 ブティックエリアでは、200種類以上の100%アラビカコーヒーのレパートリーを取りそろえ、ホールビーンズや、客の好みに合わせてひいたコーヒー豆を販売する。オリジナルギフトボックスも用意し、旅行などの出発前に200種類以上のコーヒーの中から土産として選ぶこともできる。

 営業時間は8時~22時。

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