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香港生まれの日本カレー店-すし店のオーナーが新ブランド立ち上げ

もともと「カレー好き」だと話す向川さん。「寿司喰」のカレーとは違う独自のカレーブランドを立ち上げた

もともと「カレー好き」だと話す向川さん。「寿司喰」のカレーとは違う独自のカレーブランドを立ち上げた

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 CoCo壱番屋の店舗が世界一の売り上げを記録し、いずみカリー、シロクマカレーなど日本カレーブランドが進出する香港に、大阪のカレーをベースにした「Tiger Curry (タイガーカレー) 」(G/F, 14 Pennington Street, Causeway Bay, Hong Kong TEL:2511 1051)が5月8日グランドオープンした。

日本独特の辛さを大切にした「チキンカレー」。福神漬けは着色料なしのものを使用

 同店オーナーの一人、向川哲さんは、中環で人気すし店「寿司喰」のオーナーで香港在住17年。「Tiger Curry」は、もともと自身が好きだった日本本来のカレーを手軽に楽しめる店を出したいと、香港を中心に力を持つBUZZ Concepts社とともに構想した。場所は日本人倶楽部近くの邊寧頓街。周辺ではホテルの改装工事が終了し、焼き肉「ふたご」がオープンするなど活発に新店がオープンするエリアの一つだ。

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 同店はグランドフロア奥に作った屋外エリアと合わせて30席強のコンパクトな造りだが、ビル全体を同グループが所有していることで、外装を黒とグレーでタイガー柄を大胆にペインティングしたインパクトある造りに仕上げた。

 カレーメニューを中心に、サラダやソーセージ、ギョーザなどのつまみもそろえ、昼夜問わず利用できるスタイルを採用。カレーのルーは26種類のスパイスにマンゴーチャツネを入れて作ることで、「一口めは甘さがあり、その後にガツンとした辛味の強さがくるもの」に仕上げたという。味と品質を一定に保つために、工場は大阪のセントラルキッチンから運び、多店舗展開、フランチャイズも視野に入れているという。

 カレーは「しゃぶしゃぶカレー(Shabu Shabu Beef Curry Rice)」 (78香港ドル)や「チキンカレー(Grilled Chicken Curry Rice)」(68香港ドル)、「カツカレー(Deep Fried Pork Chop Curry Rice」(95香港ドル)など。辛いものが苦手な人に向けて「ハヤシライス(Hash Beef Rice)」(58香港ドル)も用意した。今後も2カ月に一度はメニューを見直し、現在の味をベースに5段階の辛味調整ができるように準備しているという。

 「ロゴのタイガーがおわんに入っているのは、今後タイガーをブランド化して、カレーだけでなく丼ものなども展開していきたいから」と意欲を見せる向川さん。すでに同店近辺のホテルにはカレーのデリバリーができるようにルームサービスにメニューを差し込んだといい、次の展開を考える。

 営業時間は12時~24時。