フランフラン、尖沙咀に香港7店舗目-進出10年、セントラル出店に意欲も

色彩鮮やかなアイテムが並ぶ店内

色彩鮮やかなアイテムが並ぶ店内

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 家具・雑貨店「フランフラン」を展開するバルスは5月9日、チムサーチョイ(尖沙咀)のiSQUAREに香港7店舗目となる新店舗をオープンした。

オープニングセレモニーは、在香港日本国総領事館副総領事、香港貿易発展局総監、JETRO香港所長ほか、香港と日本のアーティストも参加し、豪華な顔ぶれとなった

 香港進出10周年を迎え、オープンした同店は、世界で152店舗目。店舗面積は、8000スクエアフィート(約744平方メートル)。賃料の高さが今や世界一ともいわれる香港で、全11カテゴリーを展開。店内には、色彩豊かな食器やクッション、キャンドルなど家具と生活雑貨計1万4000アイテム以上をそろえる。

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 同社は、2012年、日本でMBO(経営陣による企業買収)による非上場化を成立させた後、香港に本社機能を移転。日本や中国、シンガポールなどが香港親会社の傘下となる体制に移行したが、「香港の10年間は決して楽な道のりではなかった」(同社・高島郁夫社長)という。

 高島社長は「進出の年である2003年に香港はSARSの脅威に見舞われ、宿泊したホテルに人が全くいない状態だった。また最初の4年は赤字が続き、黒字化することができたのは6年目のこと」と、進出後の10年を振り返った。

 「香港に本社機能を移転することで、商品調達への影響が一番のメリット。スピーディーな商品開発ができるようになった」と語り、調達がしやすい資本政策やしっかりとした資本構成の構築を本社機能移転の理由に挙げる。

 現在7店舗を展開する香港では、来年契約更新がある最初の店舗のコーズウェイベイ(銅鑼湾)店は同じ場所での契約更新はしないとの見解を示したが、親しまれた同エリア近辺にスペースを探すなど引き続き重要な拠点として位置付けるという。次々と課題が迫る香港マーケットだが、まだ店舗のないセントラル(中環)エリアへの進出にも意欲を見せる。

 早ければ来年にも香港での上場を目指し、香港内だけでもトータル10店舗程度にする構え。香港を中心にグローバル展開をさらに進める。また同社の他ブランド「WTW(ダブルティー)」なども、成熟市場の香港に向けて投入していく考えだ。

 iSQUARE店の営業時間は日曜~木曜は11時~22時。金曜、土曜は11時~22時30分。