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香港の中心地で野外フェス「Clockenflap」 日本勢ではセカオワ出演

昨年開催時の会場の様子@Chris Lusher

昨年開催時の会場の様子@Chris Lusher

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 香港の野外フェスティバルClockenflap(クロッケンフラップ)が11月25日~27日の3日間、中環(Central)の海浜活動空間(Harbourfront Event Space)で開催される。日本からは「SEKAI NO OWARI」が出演するなど人気メンバーの出演が予定されており、ここ数年盛り上がりを見せる「秋フェス」に成長してきた。

日本からは「「SEKAI NO OWARI」」が出演予定

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 同フェスは2008年から続く香港最大の野外フェスで、昨年までは西九龍文化区(West Kowloon Cultural District)で開催されてきたが、今回からはイベントの開催地として定着した中環のハーバーフロントで行われるため、さらにアクセスが良くなることにも注目が集まる。昨年は3日間で6万人を動員したが、今年はそれ以上の観客が予想されている。

 会場はハーバーフラップステージ(Harbourflap Stage)がメイン、フォワードステージ(FWD Stage)がサブメインのステージで、このほか6つのステージあり、次から次へとライブが行われる。「SEKAI NO OWARI」は最終日27日のフォワードステージの大トリ、21時30分からのライブが予定されている。

 音楽分野で出演するのは120を超えるミュージシャンで、4度もグラミー賞を受賞したイギリスのエレクトリック音楽ユニット「The Chemical Brothers」も参加を予定。同じくイギリスから参加のM.I.A.はスリランカをルーツにもつエキゾチックなビジュアルでも注目を集め、パワフルなラップが期待されている。南アフリカのDie Antwoordはレイブに強く影響を受けたヒップホップ3人組。独特な歌詞から熱狂的なファンがいることで知られている。「SEKAI NO OWARI」のほかにも日本からは、1999年に来港しDJを長年続ける熊本出身のKenji Hidakaさんも会場を盛り上げる。

 同フェスは「香港音楽及芸術節(Hong Kong’s Music & Arts Festival)」の副題が付いているようにアート的な要素もふんだんに盛り込む。Felipe Wongさんは中華系にルーツを持つコスタリカ出身の芸術家で「アングラ」の文化を明るい色を使って表現した絵画などを観賞できる。「Cinema Silenzio」では映画フィルム6作品を上映するが、特殊な音響効果を利かせるためヘッドホンを着けて観賞するスタイルを採用した。アートのカテゴリーは、日本から大阪生まれ名古屋育ちのミュージシャン「ICHI」さんも参加。トランペット、ドラム、ギターなどの楽器を全て自分で作り、全て1人で演奏するパフォーマンスを披露する。子ども向けにはDJのワークショップも開く予定で、フードやドリンクのブースなども登場する。

 日本の夏フェスは、「ステージを真剣に聴き全身音楽に浸りたい」という目的の来場者が多いイメージがあるが、香港の中心街中環で行われることもあり、ステージから離れたところでは、家族連れがいたり、音楽をBGMにして食事をしたりと、「ついでに野外フェスも楽しもう」というカジュアルな雰囲気が特徴的な香港の野外フェス。

 会場の開放時間は17時~22時30分(金曜)、12時~22時30分(土曜・日曜)。チケットは会場入り口とウェブサイトで扱う。料金は、3日間通し=窓口1,940香港ドル・ウェブサイト=1,800香港ドル)、25日=同980香港ドル・同920香港ドル、26日・27日=同1,020香港ドル・同980香港ドル。

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