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香港市民が稼ぐ給与の中位数は 政府の統計局が発表

帰宅時間帯の香港の街の様子

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 香港政府統計処は7月27日、「香港的女性及男性主要統計数字」を発表した。これにより香港市民の月収の中位数は1万5,000香港ドルであることが分かった。30年前の1986年の1万2,200香港ドルと比較して2,800香港ドル増加していることになる。

 この統計数字は、統計処が毎年発表しているもので、人口、教育などさまざまな分野について男女別で約400ページにわたってリポートしたもの。非常に細かいデータが網羅されており、その中に「就業と収入」(Employment, Earnings)という項目がある。

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 2016年の男性の中位数は1万8,000香港ドル、女性は1万2,000香港ドルだった。女性の社会進出が日本より進んでいる香港であるが、6,000香港ドルもの差がついてことについて、管理職に就いている人の割合は男性の方が多いこと、女性は事務職が多いほか、肉体的に男性が有利なため就業時間が女性より長い。最終学歴にも男性のほうが高いことが多く、それが最終的には収入差として現れるとしている。

 労働者数は、男性が192万2100人、女性が186万5000人の計378万7100人。男性の収入幅トップ3で見ると、最も多いのが3万香港ドル以上で50万6800人、続いて1万~1万4,999香港ドルが43万6200人、1万5000~1万9,999香港ドルの36万7200人と続いた。女性では1万~1万4,999香港ドルが41万3500人でトップとなり、4,000~4,999香港ドルが31万人、3万ドル以上が30万2600人だった。4,000ドル台が2位なのは、インドネシア、フィリピンを中心とした外国人のメイドが大勢いるためだ。

 香港在住7年未満の中国本土の人たちの収入も紹介しており、男性は1万1,880香港ドル、女性は9,950香港ドルと厳しい数字が並んだ。ただし、中国本土の3割の女性は1万香港ドルから1万4,999香港ドルを稼いでいるという結果も残っている。職業的にはサービスやセールスなどに従事している人が多いようだ。

 産業別でみると、男性で最も高い中位数はファイナンシングで3万3,800香港ドル、続いて、公務員の3万香港ドル、教育の2万9,800香港ドルだった。女性は公務員が2万8,000香港ドル、ファイナンシング2万5,000香港ドル、保険と教育が2万香港ドルで同額の3位だった。

 職務内容的には、男性は経理・行政関連が4万香港ドル、同じく専門員が4万香港ドル、専門員のサポートをするような準専門員が2万香港ドルだった。女性では専門員が3万9300香港ドル、経理・行政関連が3万6300香港ドル、準専門員が2万香港ドルとなっている。

 学歴別の中位数では、昔の制度ではSecondary 7、新しい制度ではSecondary 6(いずれも18歳)の卒業では男性が1万5,700香港ドル、女性が1万1,000香港ドル、専門学校レベルであれば男性が1万,8000香港ドル、女性が1万5,000香港ドル、大卒以上では男性が3万2,000香港ドル、女性が2万4,000香港ドルだった。
 年齢別の中位数で最も収入が多かったのは、男性は40~49歳で2万1,300香港ドル、女性は30~39歳で1万3,500香港ドルとなっている。

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