日本文化交流促進イベント「日本秋祭 in 香港-魅力再発見-」が10月・11月の主に2カ月間、日本国駐香港総領事館の主導で開催される。開幕式は10月14日、領事館が入る交易廣場(エクスチェンジスクエア)で予定されている。
インターナショナルで外国人の居住率も高い香港では、5月は「フランス月」、10月は「オクトーバーフェスト」など、各国が多くのイベントを同時開催しながら、香港在住者だけでなく、年間6000万人が訪れる観光客に向けて、各国の魅力を発信している。
香港と日本の関係は、訪日旅行客数が2015年に150万人を超え、日本から香港への農林水産物・食品輸出が1,800億円に迫るなどの深いつながりがあり、これを背景として日本ファンも多く、同イベントの趣旨に賛同した映画、音楽、伝統・現代芸術、食と酒、スポーツ、学術交流など100以上ものイベントが、「日本秋祭」認定行事としてエントリーされている。
同イベントのロゴは、日本のグラフィックデザイナー奥野和夫さんがデザインした。日本の秋は古来より色鮮やかなイメージがあり、日本の秋を象徴する「菊」を使い、天高くまで澄み渡る青空と白い雲、緑色に混じり紅や黄色に染まる山々、それらを映し出す鏡のような川や湖の水面を表現しているという。
「日本秋祭」は、「映画・芸術」「スポーツ」「パフォーマンス」「セミナー・教育関連」「フード&ビバレッジ」「キャンペーン」の 6 つの分野のイベントで構成。主要イベントとしては、音楽の分野で香港にも多くのファンを持つ「w-inds」が 11月5日、香港公演を行う。翌6日はアニメの人気も高い香港市場に向けて、影山ヒロノブさん、遠藤正明さんなど5人から成るアニソンユニットが香港公演行う。ほかにもJPOP、コンサートとファンとの交流プログラムを予定する。「日本映画祭」と題し、日本映画の新旧名作を 10 月・11 月、香港アジア映画祭やUA Cinemasと協力し、「香港アジア映画祭」「UA Cinemas」の協力で上映することも決定している。
食の分野からは、10月末までインターコンチネンタル香港でビュッフェの一部を沖縄の食材と料理に特化したテーマビュッフェとして開催中のほか、10月16日まで湾仔のギャラリーで無料で神戸食材を楽しむことができる「饗。藝。生活PART 2POP-UP。食都神戸」、同19日からSOGOで「かながわ・よこはま フェア」として県内産品を紹介する物産展が予定されている。
ほかにも、10月18日は尖沙咀のK11で「鹿児島焼酎祭in香港」と題し、焼酎の試飲のほか、大島紬や薩摩切り子など鹿児島を代表する展示イベントも開催予定。新潟からは「燕三条展」が11月28日からSOGOで開催される。
イベントの詳細はホームページで確認できる。