台湾の人気店「小王牛肉麺」、香港初進出-2店同時オープン

40年の歳月を経て香港に届いた看板メニューの牛肉麺

40年の歳月を経て香港に届いた看板メニューの牛肉麺

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 台湾料理の人気店「小王牛肉麺」が3月21日、沙田のCitylink Plazaと鑽石山のPlaza Hollywoodに2店同時にオープンした。

外観と内装は茶を基調としたカジュアルで素朴な雰囲気に仕上げた

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 1973年に王士春シェフによって創立された同店は、台湾の高雄で40年にわたり変わらぬ味を提供してきた牛肉麺店。もともと屋台で牛肉麺を販売していたが、台北で人気を集め店舗を構え、2008年に行われた「台北インターナショナル牛肉麺フェスティバル」で「最優秀人気賞」「消費ナンバーワン賞」を受賞。現在は2代目が経営しており、同店の香港進出は初。

 王家に伝わる清時代の宮廷料理人のレシピを参考にしたといわれる秘伝のスープは、漢方やハーブなどを20種類近く入れたもので、シンガポール料理の肉骨茶(バクテー)に似て、ほんのり甘味のある柔らかい味が特徴。じっくりと一昼夜かけて煮込む。

 同店の「おすすめ」は「皇膳芙蓉牛肉麺(牛ハラミ煮込み麺)」。1頭から1キロ程度しかとれないため、1日10杯限定で提供する。じっくりと煮込まれた牛ハラミは柔らかく、スクランブルエッグのような食感のため、「芙蓉」の名前が付いた。

 台湾スナックの一つ「超厚牛肚」(上ミノのロウスイ煮込み)も「おすすめ」という。10頭に2頭程度しか取れない「超肉厚の上ミノ(第1胃袋)」を自家製のロウスイタレで煮込んだ伝統的な台湾料理で、その食感から「台湾アワビ」とも言われている。

 麺以外にも、伝統的な台湾スナックを豊富にそろえる。「カキの卵かき揚げ」「クリスピーチキン」などの昔から伝わるメニューを少し現代風にアレンジする。

 店内では、台湾スナックとしてビーフジャーキー(小王牛肉麺製造)も販売。お土産としてもテークアウトもできる。入り口カウンターではドリンクやデザートも扱う。

 営業時間は10時~22時30分。

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