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キャセイパシフィック航空、最新鋭の新型機材導入開始 全席に4Kスクリーン、高速Wi-Fiも

新しい機材で最初は香港ー上海間を運航予定

新しい機材で最初は香港ー上海間を運航予定

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 キャセイパシフィック航空は8月4日、最新機材エアバスA321neoを使った旅客便の運航を、香港~上海(上海浦東国際空港)路線のフライトを皮切りに始める。

新世代のシェル型デザインのリクライニングシートを採用した「リージョナルビジネスクラス」

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  同航空は既に4機のエアバスA321neoを保有しているが、2021年後半にはさらに2機を追加で受領し、2023年末までには合計16機を保有する計画。座席数は、ビジネスクラス=12席、エコノミークラス=190席の計202席。

 エアバスA321neoは燃費効率が良く、新たな機内設備も搭載している。座席周りについては、「リージョナルビジネスクラス」の座席を初めて導入する。新世代のシェル型デザインのリクライニングシートには、プライバシーを最大限に確保できるよう、隣の座席との間に仕切りを設け、機内エンターテインメントを楽しむことができる4Kの超高解像度パーソナルTV(16.5インチ)を設えた。エコノミークラスの座席には11.6インチの4KパーソナルTV、リクライニング機能、シートクッション、調整可能なヘッドレストを完備している。

 機内エンターテインメントは、エアバスA321neoとしては世界の航空会社で初めて、4Kの超高精細なスクリーンを全座席に導入。ビデオ・オン・デマンドで4K画質を体験できると同時にBluetooth経由でのオーディオストリーミングも可能にした。フライト中に搭乗客のBluetooth対応ヘッドフォンを使って、44Kでハリウッドの人気作品の数々を見ることができる。短・中距離路線に合った新しいコンテンツセレクションを備え、豊富な映画・テレビ番組のライブラリーを用意した。飛行中もEメールを読んだり、家族や友人と連絡を取れるよう、高速Wi-Fiサービスも完備している。

 全てのクラスに新たに特大の頭上収納スペースを設け、機内持ち込み手荷物の収納スペースを約60%増やした。燃費効率は、これまで以上で、ウイングチップと燃費効率に優れたLEAPエンジンを装備することで、以前のエアバスA321機と比較すると、温室効果ガスの排出量を1席当たり22%削減することが可能だという。騒音も、既存の航空機よりも約15%少なくした。

 コロナ禍の対策としては、フライトの全行程にて徹底した衛生と安全対策を講じる「キャセイケア」プログラムを実践。可能な限り清潔な空気を確保するハイテク空気清浄フィルター(HEPA)を導入したほか、出発前の全フライトの機内消毒を徹底する厳格な消毒・洗浄プログラムなども含む。

 新型機材は7月中に、香港から広州、杭州、南京、青島、高雄、台北への路線でも導入予定。

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