食べる

ワタミの焼き肉食べ放題店が香港にも 銅鑼湾タイムズスクエアに1号店

ワタミは香港でも日本で展開する焼き肉食べ放題を導入する

ワタミは香港でも日本で展開する焼き肉食べ放題を導入する

  • 30

  •  

 ワタミ(東京都大田区)は12月7日、和牛生産大手鹿児島のカミチクグループと合弁事業として展開する焼き肉業態「かみむら牧場」(Shop B213-214, B2/F, Times Square, Causeway Bay, Hong Kong Tel:2551 0232)を香港に開業した。

店内は非接触型のレーンを敷き、ボックス席を中心にそろえた

[広告]

 日本畜産物輸出促進協議会調査によると、日本から香港に2020年に輸出した牛肉は1090トン、前年比24.2%増を記録している優勢市場。輸出先としても、香港は日本からの牛肉輸出量でシェアが22.5%と、世界2位を誇る。

 昨年5月、1号店を東京・蒲田に出店した「かみむら牧場」は和牛を「コストパフォーマンスで勝負する」という焼き肉業態。昨年11月には海外1号店を台湾に出店しているが、香港1号店は、「時代広場(タイムズスクエア)」内の地下2階にオープンした。

 開店に先立ち、渡邉美樹社長は「ワタミグループは香港には進出20年、さまざまな事業を展開してきたが、最も自信がある業態を持ってきた。日本では30店舗以上を展開し、海外では2店舗目となる焼き肉食べ放題で皆さんに楽しんでいただけると自信がある」とビデオメッセージを寄せた。

 同店が看板に据える「薩摩牛」は、鮮やかな赤の質感、均一に分布した脂肪、豊富なオレイン酸、低い融点を持つ高いオレイン酸度が特徴で、脂肪にある独特のクリーミーな風味を味わうことができるという。100%純粋な鹿児島県産黒毛和種を南九州で飼育したもので、抗生物質や成長ホルモンを使っていないことに加え、マーブリングを示すBMS値が5以上のものであり、独自に開発した飼料を660日以上摂取しているなどの厳しい条件を満たした牛が「薩摩牛」を名乗ることができる。

 店内は非接触型の特急レーンを敷き、モバイルオーダーシステムを導入した。席数は85席で、6人席や4人席だけでなく、並びで座る2人席なども用意する。

 メニューは食べ放題限定で、牛肉、ラム、豚肉、鶏肉、魚介類などを基本とした3種類のコースを提供する。86品から選ぶことができる焼き肉セット(298香港ドル~)、オーストラリア和牛を含む137品から選ぶセット(348香港ドル~)。子ども料金の設定もあり、提供時間は100分で、ラストオーダーは終了30分前。

 A4ランクの薩摩牛、北海道産豚肉、ウニとイクラのすし、松葉ガニのすしなども含まれるセットメニュー「饗宴セット」($498~)も食べ放題で提供。ノンアルコールドリンクと最大170種類の料理から選ぶことができ、アルコールも30香港ドルの追加で飲み放題となる。

 コースの価格によって、オーダーできるメニューの内容が充実していく仕組みだが、焼き肉以外のサイドメニューを充実させたことも同店の特徴だという。炙(あぶ)りサーモンやホタテ、牛肉、ウナギなどのすし、ラーメンなどの麺類、ワタミ本来の居酒屋メニューである枝豆、卵焼きや牛丼なども含まれる。

 営業時間は10時~22時。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース