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香港のポルトガル料理「Casa Lisboa」が6コースの新メニュー

香港のポルトガル料理「Casa Lisboa」の新コースメニュー「テイスト・オブ・ポルトガル」

香港のポルトガル料理「Casa Lisboa」の新コースメニュー「テイスト・オブ・ポルトガル」

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 8月に創業15周年を控えた中環のポルトガル料理店「Casa Lisboa」(2/F, Parekh House, 63 Wyndham Street, Central、TEL 2905 1168)が6月1日、新しいコースメニューの提供を始めた。

食べ放題で提供されるポルトガルのデザート「Bolo de Bolacha(ボロ・デ・ボラーチャ)」

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 同コース「テイスト・オブ・ポルトガル」は、ポルトガル人のRodolfo Vicente (ロドルフォ・ビセント)料理長が手がける本場のポルトガル料理6コース(388香港ドル)で、ディナー時に提供する。

 香港人にとって一般的なポルトガル料理のイメージはマカオのポルトガル料理の解釈から生まれたメニューであることが多く、一部に中華料理や東南アジアの技法を組み合わせたものも多い。同店はこれらの一般的なマカオのポルトガル料理とは異なり、ポルトガル人料理長による「本場ポルトガルの味」を提供してきた。オープン当初から同じ場所で営業を続けてきた。常連客も多い。

 本場のポルトガル料理は地中海文化の影響を強く受けている。素材の味を大事にする傾向が強く、強い香辛料やソースの使用は控えめ。ニンニク、赤ピーマン、オリーブオイルをよく使う。

 店内は鮮やかな青と白を基調とした内装で、テーブルは白、椅子を青にしてアクセントをつけている。タイル貼りの壁はポルトガル要素を採り入れ、オープンキッチンと大理石のバーテーブルも備えた。セミプライベートのVIPルームもあり、最大50人を収容できる。

 前菜4品で、「Algarvia Salad(アルガルビア・サラダ)」は、調理したビーツとニンジンをさいの目に切り、酢、蜂蜜、塩で作られた調味料に浸し、ミントの葉とコリアンダーをのせ、自家製のアボカドピューレとフレッシュチーズを添えて完成する。タラとジャガイモのコロッケ「Codfish Cakes」は同店では、タラの割合が多めで、アサリの酒蒸し「Clams Bulhao Pato(アサリのブルハオ・パト)」は白ワインを使いガーリック、コリアンダーとバターで炒め、レモンジュースを加える。自家製マヨネーズやソースなどもいろいろと用意している。

 メインは一品ずつ選ぶことができる。チョリーソーとじっくりローストした豚バラ肉添えたアイガモのリスボア風ライス「Duck Rice Lisboa Style」は、米を炊く汁は、鴨の骨を使って煮込む。少しカリッとしたご飯と鴨の濃厚なうまみを組み合わせた。

 タラのシチュー、ひよこ豆、ピーマン、ポテト添えたブイヤベース「Bacalhau and Squid Caldeirada」には、ポルトガルを代表する食材の一つ「Bacalhau(バカリャウ)」を使い、魚介類と野菜をトマトソースで煮込んだ。ステーキSteak Portuguese Styleは、 目玉焼きをステーキの上にのせ、ピーマンのピューレ、フライドポテト添えた。

 今回のコースは前菜、メインなどを提供した後にポルトガルの国民的デザート「Bolo de Bolacha(ボロ・デ・ボラーチャ)」の食べ放題も提供する。名前の「Bolo」はポルトガル語でケーキを、「Bolacha」はビスケットを意味する。このデザートはポルトガルのどの家庭でも提供されるような、ポルトガルの国民食で、コーヒー、牛乳、マリー・ビスケット、生クリーム、砂糖、ココア・パウダーなどを使うが、一番の特徴は濃厚なコーヒーに浸したマリー・ビスケットを何層にも重ねることで、このビスケットをクリームと交互に重ねていく。

 ほかにも、サングリアなどの価格も特別に設定し、1杯58香港ドル。ワインも1杯68香港ドルで提供する。

 営業時間は、ランチ=12時~15時(土曜・日曜・祝日は11時30分~)、ディナー=18時~23時。15周年のコースメニューの提供は月曜~木曜(祝日を除く)のディナー時のみ提供。7月18日まで。

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