大阪・関西万博まで300日を切る中、万博への機運醸成を高めるため、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会が香港ブックフェアへ出展している。7月21日には、自見はなこ内閣府特命担当大臣(担当=国際博覧会、アイヌ施策等)が会場を視察した。
会場では、在香港日本国総領事館の岡田健一総領事(大使)、同エキスポ主催の香港貿易発展局ソフィア・チャン上席副総裁と共にJNTO(日本政府観光局)が率いるジャパンパビリオンの各ブースを回った。
自見大臣は、ジャパンパビリオンの中で、まず万博ブースを訪れ、クイズに参加した来場者に直接ミャクミャクのぬいぐるみを進呈した。その後はウポポイ(Upopoy)をメインに据え、アイヌ文化体験ゾーンなども設けた北海道ブースでVRゴーグルを着けて、バーチャルリアリティーも体験した。
今回の香港訪問について、自見大臣は「限られた時間だったが、香港の多くの皆さまが日本文化、日本旅行、日本食などを大いに愛好いただいていることを改めて実感し、感謝の念を新たにした。万博への期待も知ることができ、とてもうれしく感じた」と話す。加えて、「来年の日本への旅行の目的地には、ぜひ大阪・関西万博とウポポイをはじめとする北海道を加えていただき、万博を機会に、日本と香港の間の経済関係や人と人との交流が一層発展することを期待する」と述べた。
万博ブースは、万博の魅力を発信するともに、ミャクミャクグリーティングタイムを設け、会場内を歩き回るミャクミャクとの記念撮影にも応じる。SNS に投稿してもらうことで、万博関連グッズを提供している。大阪・関西万博のスペシャルサポーター「くまモン」も度々ブースを訪れ、香港では初めてミャクミャクとコラボレーションするなど、会場を盛り上げている。
観光関連のジャパンパビリオン以外にも、3階では文具メーカーなどが大型販売スペースを展開。万博に協賛するKOKUYOブースにもミャクミャクが訪れ、ミャクミャクキャンパスノートなどを配布するなど、官民一体となってアピールしている。