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香港の通信キャリア「和記電訊」、日本と香港のデータ共有プラン発売へ

ハチソンテレコムは日本と香港のデータ使用を共有できるプランを発売した

ハチソンテレコムは日本と香港のデータ使用を共有できるプランを発売した

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 携帯電話サービスの大手キャリアの一つ「和記電訊(Hutchison Telecommunications)」のブランド「3HK」と「SUPREME」が10月23日、香港と日本の両方でデータをシェアできる、香港初のプランを提供すると発表した。

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 提供するサービス名は「5G 數據港日自「遊」行月費計劃(5G Data Roam Like Home Plan 〈Hong Kong/Japan〉)」。香港と日本を頻繁に行き来する香港人の需要が高まり、新サービス導入を決めた。料金は、3HK=30GBで168香港ドル、SUPREME=100GBで466香港ドル。日本を頻繁に訪れる香港人観光客のほか香港在住日本人の長期出張や一時帰国などの利用を見込む。

 日本政府観光局(JNTO)が10月16日に発表した訪日外客数によると、9月に来日した香港人は前年比12.6%増の17万200人、1~9月は同32.9%増の197万2,000人を記録した。訪日香港人の過去最高は2019年の229万人だが、2024年の1~9月の数字は2019年1~9月の数字と比べると18.7%増となっており、このまま推移すれば過去最高を記録することはほぼ確実と見られている。

 現在の観光スタイルは、ガイドブックが主流ではなく、スマートフォンによる検索、SNS、動画サイト、地図アプリを使うことが一般的に多く、香港人が日本での快適な通信環境を求める需要が徐々に高まっていた。そこで3HKとSUPREMEは香港で初めて香港-日本向けの5Gのデータプランを始めることを決めた。

 3HKの場合、データは30GB分あるため、例えば、香港で20GB、日本で10GBという使い方も可能。30GBを超えた場合は、香港で最大1Mbpsの速度制限を受けながら継続して使える。これには3000分の香港内での通話が含まれ、契約期間は24カ月。毎月のサービス使用料は28香港ドルだが、ローミング料金は無料。さらに月額28香港ドルを追加すれば、香港と日本に加え、中国本土とマカオでも同様のサービスが利用できるようになる。その場合、中国本土とマカオへの通話は50分付く。

 SUPREMEの場合、データは100GB分だが、100GBを超えた場合は、香港で最大1Mbpsの速度制限を受けながら継続して使える。5000分の香港内での通話が含まれ、契約期間は24カ月。毎月のサービス使用料28香港ドル分は免除される。3HKとは異なり追加料金なしで中国本土とマカオでのサービスが利用でき、200分の通話が付く。香港と中国本土で共通のSIMカードで電話番号はそれぞれ1つずつ付与されるほか、セキュリティーサービスも付く。

 これらのサービスに加入すれば、日本の携帯電話キャリアと契約を結んだり、日本国内用のSIMカードを購入したりする必要がなくなることから、香港人のみならず、香港在住日本人の関心も集めそうだ。

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