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香港・尖沙咀に「Jollibee」の新コンセプトストア 骨なしコンボも

尖沙咀にオープンしたJollibee(ジョリビー)の新コンセプトストアの店内の様子

尖沙咀にオープンしたJollibee(ジョリビー)の新コンセプトストアの店内の様子

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 フィリピン最大手のファストフード「Jollibee(ジョリビー)快楽峰」の新コンセプトストアが4月29日、尖沙咀(B/Floor, Metropole Building, 53-63 Peking Road, Tsim Sha Tsui, Kowloon)にオープンした。

人気のクリスピーチキンバイツをコンボミールで提供

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 1978年の創業以来、世界で1699店舗以上を展開する同ブランドは現在、香港とマカオで24店舗を展開している。香港1号店は1996年にセントラルにオープンし、以来、店舗数を拡大してきた。昨年、香港島の北角のコンセプトストアへの転換を成功させ、今回は九龍側にもオープンした。

 香港とフィリピンの関係は深く、多くのフィリピン人ヘルパーが香港の各家庭で働いているだけでなく、今や観光客の存在も大きい。2024年のフィリピンから香港への訪問客は2位で、年間120万人に迫る勢いとなっているほか、海外宿泊者数は1位となっている。

 赤、アクアグリーン、黄色を基調とした店内は店内の左側に、ジョリビーのアイコンであるマスコットの壁があり、セルフィー用のスポットとして活用する。右側にはジョリビーの陽気なエッセンスを表現した、ブランドのシグネチャーである鮮やかな赤色で作られたタイルモザイクの壁「CHICKEN JOY FOREVER」を配した。新コンセプトストアはデジタル面でもアップグレードし、セルフサービスのキオスクやモバイルオーダーが利用できるようにした。

 ブランドの象徴であるフライドチキン「チキンジョイ」は香港でも人気が高く、ベストセラーとなっている。人気のクリスピーチキンバイツをコンボミール(125香港ドル)にグレードを上げ、揚げたての骨なし鶏もも肉を約180グラムに増量した。定番のグレービーソースでなく、ガーリックマヨ、ハニーマスタード、BBQソース、スイートチリソースの4種類の特製ディップソースから選んで提供する。

 香港人の好みに合わせたメニューもある。北角店では、カラマンシースムージー「青檸茶沙冰」を提供しているが、九龍香港限定のカラマンシーティーソーダ「青檸茶梳打」は、フィリピン産のカラマンシーピューレを使う。ほかに、最近登場した「カルボナーラ」(39香港ドル)は、濃厚でクリーミーなカルボナーラソースとスモーキーなベーコンが特徴で、「チキン一口カレーライス」(同39香港ドル)には、カリカリに揚げたチキンと濃厚なカレーソースを組み合わせた。もともとパスタとしては、ミートソースが有名で、フィリピンならではの甘めのトマトソースが特徴のスパゲティだけでなくバラエティーも豊かになっている。

 2024年以来、徐々にリニューアルしてきた北角、ダイヤモンドヒル、●灣、今回の尖沙咀のコンセプトストアは全て新しい外観に刷新した。「香港市場へのブランドのコミットメントを強調した形」だという。今後も同ブランド店に変更していく予定。香港で4店舗目となるコンセプトストアのグランドオープンを記念して、ブランドマスコットであるジョリビーが5月の1カ月間、さまざまな支店でミート&グリート・イベントなどを行う。

 営業時間は8時~22時。

 ●=草かんむりに全。

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