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香港政府、シンガポールのトラベルバブルを正式発表 11月22日から適用開始

シンガポールとの具体的なトラベルバブルの内容を発表した香港

シンガポールとの具体的なトラベルバブルの内容を発表した香港

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 香港政府は11月11日、香港とシンガポールの間で14日間の強制検疫を免除する「トラベルバブル」を今月22日に始めることを明らかにした。新型コロナウイルスは世界的に感染拡大が継続中、規制緩和に踏み切った両政府の結果の行方に注目が集まる。

12日現在、香港の累計感染者数は5431人、死亡者は108人、回復者5710人、新規感染者は23人。10月23日以降の新規感染者は11月8日に10件があったほかは1桁が続き、落ち着いている傾向を示していたが、この2日間急増している。

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 トラベルバブルの資格者は、香港居民やシンガポール国籍以外の国籍保有者問わないが、出発14日以内に香港とシンガポール以外の国・地域に渡航していない者で、72時間以内にPCR検査を受け、陰性であり、専用のチャーター便で渡航して来た者に限る。香港で事前に行うPCR検査の場所は、香港政府が認可した18カ所の検査機関か11月15日から運用を始める香港内4カ所に設置された「社区検測中心(Community testing centre)」。費用は240香港ドル。

 専用のチャーター便は、トラベルバブル専用の資格者のみが搭乗でき、11月22日~12月6日、毎日1往復、1便当たり200人まで。12月7日以降は毎日2往復となり1便当たり200人と据え置く。航空機はキャセイパシフィック航空とシンガポール航空が平等にフライトを担当するが、航空券の価格は3,000~4,000香港ドルになる予定。

 香港到着の際は専用通路を通り、空港内で再びPCR検査を受けなければならない(有料で499ドル)ほか、到着48時間前に衛生署(Department Of Health)がネットで提供している「健康申報表(Health Declaration)」にアクセスして必要事項を登録しなければならない。

 一方、シンガポール側では出発7日~30日前、「Air Travel Pass」を申請する必要があるほか、シンガポール政府が開発した新型コロナウイルス感染症の濃厚接触者追跡アプリ「TraceTogether」をスマートフォンにインストールし、滞在期間中は常に起動している状態にしなければならないなど、香港、シンガポールとも細かな手続きをする必要がある。

 香港またはシンガポールにおいて、トラベルバブルとは関係ないローカル感染の1週間の平均値が1日当たり5件以上(海外からの帰国者の感染は除く)確認された場合は、2日後から2週間、トラベルバブルを一時停止する。また、停止期間中の14日目の最後の日が5件以下であればトラベルバブルを再開できるとする。