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尖東でクリスマス・イルミネーション始まる 8万3000個のLEDが街を彩る

クリスマスの雰囲気が少しずつ増える香港

クリスマスの雰囲気が少しずつ増える香港

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 尖沙咀東(Tsim Sha Tsui)にあるオフィスビルとホテル9店から成る東尖沙咀地産發展商聯会(TSTE Property Developers Association)が11月5日、クリスマスのイルミネーションで街を彩る「閃爍尖東耀香江2020(Festive Illuminations 2020)」をスタートした。

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 このイルミネーションは今年で38回目を数え、例年11月5日前後に始まる。香港各所でクリスマス・イルミネーションが行われるが、10月末のハロウィーン後、このイルミネーションがビジネス的にも香港クリスマス商戦の号砲を鳴らす的な存在になっている。帝苑酒店(The Royal Garden Hong Kong)、九龍香格里拉大酒店(Kowloon Shangri-La Hotel)、富豪九龍酒店(Regal Kowloon Hotel Hong Kong)、尖沙咀中心(Tsim Sha Tsui Centre)、帝國中心(Empire Centre)、永安廣場(Wing On Plaza)などのビルの外壁のほか、麼地道(Mody Road)周辺に架かる歩道橋などに合計8万3000個のLEDを取り付け、街を彩る。

 例年、クリスマスシーズンになると海外旅行に出掛けたり、西洋系の香港市民であれば実家に帰省したりするため、香港のクリスマスを詳しく知らない香港市民は意外と多い。今年は新型コロナウイルスの影響で各国が入国を制限しているほか、香港に戻ってきた場合、ホテルでの14日間の強制隔離が義務付けられている。そのため、状況によっては例年以上にイルミネーションを楽しむ人が増えると見られる。

 例年、富豪九龍酒店は音楽、永安廣場はサンタクロースなど建物ごとにテーマを決めているが、今年は、尖沙咀中心と帝國中心はまずビクトリアハーバーに向いている南面はスクリーンでさまざまな映像を流す。さらに、両ビルの外壁だけではなく、道路を挟んで2つのビルをワイヤでつなぎ、そこにハート、ギフトボックス、雪などをイメージしたイルミネーションを飾った。

 点灯時間は毎日18時~23時。クリスマスイブ、クリスマス、大みそかは点灯時間を延長する予定。1月1日まで行い、1月29日~2月27日は旧正月のイルミネーションに切り替わる。

 ほかにも詳細は明らかになっていないものの、九龍であれば、海港城(Harbour City)、(Heritage 1881)、iSquare、The One、九龍塘(Kowloon Tong)の又一城(Festival Walk)、香港島であれば太古広場(Pacific Place)、銅鑼湾(Causeway Bay)の時代広場(Times Square)、中環の置地広場(Landmark)、国際金融商場(IFC Mall)などを中心に、香港各地のショッピングモールを中心に多彩なイルミネーションが展開される。

 ランドマーク(置地広場)の3階では、期間限定のポップアップショップ「Christmas Market at Landmark」(Shop 308、312-314)がスタートした。酒、家庭用品、雑貨などのクリスマスギフトやクリスマスツリーに使う飾りなど、西洋人が多くいるエリアだけに伝統的な欧米スタイルのクリスマス関連商品を販売している。営業時間は11時~20時。12月31日まで。

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