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香港・啓徳に新施設「五行童楽園」 家族向け屋外レクリエーションエリア

「啓徳体育園」内のファミリー層のレクリエーションエリア「五行童楽園」

「啓徳体育園」内のファミリー層のレクリエーションエリア「五行童楽園」

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 旧啓徳空港(Kai Tak Airport)跡地で建設が進められている総合スポーツゾーンの「啓徳体育園(Kai Tak Sports Park)」内に8月8日、ファミリー層の屋外のレクリエーションエリア「五行童楽園(Playfield 5)」がオープンした。啓徳体育館は今年3月1日にオープンしたが、同エリアは「主場館(Main Stadium)」の北東部に建設が進められているスポーツゾーン「北斗園(North Garden)」の一部となる。

植物を模したジャングルジムのような遊具を設置した「木」エリア

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 啓徳地区は、香港の中心部の中で、大規模に土地開発する最後の場所とも言われ、香港政府は巨大フェリーターミナルとマンションによる居住エリア、スポーツ・エンターテインメントに関する複合施設の建設を進めている。

 啓徳体育園の敷地面積は28ヘクタールで、主場館のほか、室内体育館、「啓徳体育園零售館(Kai Tak Sports Park Mall)」というスポーツに関係するショッピングモール、ダイニングゾーンなどがある。既に主場館は、香港セブンズやサッカー、香港内外問わず有名ミュージシャンがすでにコンサートを行っている。

 北斗園は、その主場館の北東側または啓徳体育園零售館の東側に建設中の屋外総合運動エリア。今回オープンしたファミリー向け施設の広さは4300平方メートルを誇る。コンセプトは、香港らしく「金、木、水、火、土」の五行の概念を取り込んだ5つのテーマゾーンを設けた。「金」のゾーンでは、床や遊具などが黄色を基調とした色使いで、中心部にブランコなどがある。「木」は緑色が基本色で、植物を模したジャングルジムのような遊具を設置した。「水」は青色をベースとし、床から小さな噴水を設置して水遊びができるようにするなど、ゾーンごとのテーマに沿った遊びができるような工夫も凝らす。

 ほかにも、ジップライン、砂場、トランポリン、高さ10メートルの塔、芝生の休憩エリアなど、総合的に楽しめるようなコンテンツを用意した。加えて、バリアフリーにすることで身障者へも配慮した。

 北斗園にはこのほか、48メートル×33メートルの広さの「有蓋(ゆうがい)硬地球場(Covered Court)」と呼ばれるコートがある。フットサル、バスケットボール、ドッジボールなどのスポーツが楽しめる総合屋内スポーツ施設として、毎日7時~23時に営業している。

 「沙灘球場(Beach Ball Court)」は名前の通り砂浜のコートで、42メートル×32メートルの広さ。ビーチバレーやビーチサッカーなどをプレーすることを想定し、砂浜の冷却のためにミストを取り付けている。

 「有蓋(ゆうがい)攀石牆(Covered Climbing Wall)」はスポーツクライミング用の壁で、スピード、リード、トップロープの3種類の壁を用意した。既に初心者向けの高さ8メールの壁の先行運用が始まっている。香港最大級の17.5メートルの高さを誇るウオールも建設中で、年内のオープンを目指す。

 第3四半期に「多効能網球場(Multi-Purpose Tennis Court)」と呼ばれる屋外テニスコート(3面)もオープン予定。バスケットボール、バレーボールのコートに転換することも可能で、地元のアマチュアの各スポーツ大会の開催なども視野に入れた設計となっている。

 営業時間=9時~21時。入場無料。

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