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香港発着の本土行き高速鉄道、停車駅110駅に拡大 上海夜行列車は毎日運行

ルートの新設で上海方面へのアクセスをさらに強化する

ルートの新設で上海方面へのアクセスをさらに強化する

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 香港鉄路(MTRC)は1月11日、香港と中国本土を繋ぐ香港発着の高速鉄道「広深港高速鉄道」の停車駅が110駅に拡大し、上海虹橋との夜行列車を毎日運行する体制が整ったと発表した。同日にチケットを発売開始し、26日からサービスを投入する。

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 開業以来最大規模の拡張で、南京南、無錫東、合肥南といった人気観光地・省都を含む16駅を新たに停車駅として追加し、香港と中国本土の都市間移動がさらに便利になる。

 今回追加する駅は、いずれも香港からの個人旅行者対象都市で、観光・ビジネス双方の需要が高い地域。これにより、西九龍駅からの直行列車網は華東エリアまでさらに広がり、香港からの鉄道旅行の選択肢が大きく増える。

 南京は六朝古都として知られ、秦淮河の夜景や中山陵など歴史観光資源が豊富。無錫は「太湖の真珠」と称され、景観や南長街のグルメの人気が高い。合肥は包公文化や三国遺跡が残る都市で、三河古鎮などの観光地も注目されている。

 これまでは日中1往復だった香港~上海虹橋間に、日中に運行する列車を新たに増便し、合肥南、南京南、無錫東を経由するルートを新設。上海方面へのアクセスをさらに強化する。

 短・中距離路線も同日から拡充。広州南行きは1日19往復から24往復に増便し、大湾区内の移動をより柔軟にする。潮汕・厦門・福州方面では経由駅が増え、広汕鉄路・汕汕鉄路の開通に伴い、より多くの駅に停車するようになる。香港~福州間の所要時間が約20分短縮される見込み。厦門行きの一部列車は福州まで延伸し、粤東・●南エリアへの移動をさらに便利にした。汕頭行きも1日4往復から5往復に増便する。

 人気の高い上海虹橋行き夜行列車も大きく改善する。これまで週末の金曜~月曜の週4日運行だったが、26日から毎日運行となる。夜20時に香港を出発し、翌朝6時58分に上海に到着する「夕発朝至」スタイルは、ビジネス客、旅行客共に需要が高い。日中の列車と合わせると、香港~上海間は毎日3往復の列車が運行することになる。香港への戻りは、上海を21時15分に出発し、香港の西九龍に7時25分に到着する。

 港鉄の楊美珍・行政総裁は「高鉄は開業以来、多くの人に利用いただいている。今回の拡充は、香港と内地都市の商務・観光・探親需要をさらに支える重要なマイルストーン。両地政府と鉄道部門の協力に深く感謝する」と述べた。

 高速鉄道香港区間は短距離から長距離まで幅広い旅客ニーズに対応し、香港と中国本土の往来を一段と強化し、観光需要の回復が進む中、香港発の鉄道旅行は新たな局面を迎える。

 ●=門がまえに虫。

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