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香港の九龍シャングリラが「ラマダン」ディナービュッフェ

ラマダン期間中にあわせて展開するビュッフェ

ラマダン期間中にあわせて展開するビュッフェ

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 カオルーンシャングリラ香港が2月17日、ラマダンの時期に合わせてムスリム・フレンドリーなホテルとしての地位を強化するため、特別企画「Blessing Feast of Ramadan(ラマダン祝福の宴)」をレストラン「カフェ・クール(Cafe Kool)」で始めた。イスラム暦の「神聖な月」に合わせ、ハラール料理を中心とした特別ビュッフェを提供する。

ハラール料理を監修したアデル・エザット・イッサ・エナニ・ヌーファル(Adel Ezzat Issa Enani Noufal)シェフ

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 香港で初めてイスラム教徒向けの旅行・ホスピタリティーに関する国際的な認証制度「5 Crescent Rating」を取得し、さらに「年間最優秀ムスリム・フレンドリー・ホテル」に選ばれた実績を持つ同ホテル。今回の企画はその評価を裏付けるものとして、香港におけるハラール食文化拡充に協力するもの。同ホテルは、宿泊施設全体でムスリム・フレンドリーな環境を整えている。客室にはキブラ方向を示すサイン、コーラン、礼拝用マットを備え、浴室にはビデを設置。館内には専用の祈とう室やウドゥ(礼拝前の清め)施設も完備。さらに、ホテルは九龍モスクとイスラムセンターに近く、アクセスの利便性も高い。

 今回特別メニューを提供するカフェ・クール以外にも、日本料理「なだ万」、イタリア料理「アンジェリーニ」、ロビーラウンジ、ルームサービスなどでハラール対応メニューを提供している。

 香港には約35万人程度のイスラム教徒がいる。これは香港全人口の約4~5%に当たり、宗教的少数派ながらも一定の存在感を持つ。その構成としては、南アジア系(パキスタン、インド、バングラデシュなど)を中心に、香港に長く定住しているコミュニティーのほか、中東やASEAN諸国の企業関係者が金融・物流・貿易分野の駐在員もいるが、全体の約半分はインドネシアからの家事労働者として香港に滞在する女性が多い。

 ムスリムはラマダン期間中、日の出から日没まで飲食を控える。断食明けの食事は「イフタール」と呼ばれ、家族や友人と豪華な料理を楽しむ習慣があるため、在住者や旅行者、国際都市ならではの雰囲気を感じさせるシーンを楽しみたい人に向けても特別メニューを用意した。

 ハラール料理を監修したのは、エジプト出身のスーシェフ、アデル・エザット・イッサ・エナニ・ヌーファル(Adel Ezzat Issa Enani Noufal)シェフ。中東、湾岸諸国、エジプト、インドネシアなどで16年以上の経験を積み、オマーン・マスカットのシャングリラやインドネシア・スラバヤのシャングリラでも腕を振るった。伝統的な中東料理に現代的な技法を融合させるスタイルで知られる。

 今年の目玉は、丸ごとのラム肉を使い、イエメン発祥の伝統的な香り高い炊き込みご飯「マンディライス」。羊のひき肉にスパイスやハーブを混ぜて作る肉団子「トルコ風ラムコフタ」、「グリルチキンケバブ」、「レモン風味のバターフライエビ」、「マレーシア風ラムシャンクカレー」なども並べる。

 東南アジアで人気の屋台料理にあるエイを蒸し焼きにした「BBQサンバル・スティングレイ」、牛肉をココナツミルクと数種類のスパイスで煮込むインドネシアの「ビーフレンダン」など、地域色豊かな料理を用意した。デザートにはローズウオーターが香る中東や北アフリカで広く食べられている伝統的なミルクプリン「マハラビア」やオレンジ風味の「デーツケーキ」などもある。

 提供時間は18時~21時30分。料金は、月曜~木曜=798香港ドル、金曜~日曜・祝日=848香港ドル。ハラール料理のビュッフェは3月22日まで。

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