日本製の釣り用品を多くそろえる「世界釣魚中心」が北角（ノースポイント、330-332King's Road, North Point）に新店をオープンして約1カ月がたった。

商品選びもショップ店員さんが真剣に対応

　釣り用品を扱う釣り具の総合メーカー、グローブライドの展開するブランド「DAIWA」の直営店で、これまでは2年前にオープンした佐敦（54Jordan Road,Jordan,Kowloon）で店舗を展開していたが、同店は香港島初進出となる。

　海に囲まれた香港は、17世紀ごろまでは漁業の街。その後のアヘン戦争を経て多くの移民が押し寄せ現在に至るが、今では漁業をなりわいにする人はほとんどいなくなったものの、釣りが趣味である人も多い。友達や家族で釣りを楽しむこともあり、西貢（サイクン）、タイポー、スタンレーやアバディーンの辺りでもアオリイカ釣りを楽しむことができ、海釣りが中心だが、釣りが身近なところにある。

　約40坪の店内には、釣竿、リール、ルアーなどが整然と並び、アイテムの総数は2000点以上。釣竿も、300香港ドルの低価格のものから、7,000香港ドルもする高級品までさまざま。客層は30～40歳の男性が中心だ。

　ダイワ香港リミテッドの社長阿部孝一さんは、今回の香港島へのオープンを「釣りの奥深さや楽しさを伝えられるようなアンテナショップになり、香港の釣り市場拡大と活性化のお役に立てれば」と語る。

　営業時間は11時～20時。日曜定休。