2015年に初めて開催した特設ウオータースライダーイベント「Slide the City HK」が今年は8月24日から6日間にわたり、中環海濱活動空間(Central Harbourfront Event Space)で開催される。
ソルトレイク発祥の同イベントは、イギリス、日本、カナダ、コロンビア、韓国、マレーシアなどの200以上の都市で開催。市街地に、坂やタワーなどを活用し巨大滑り台を特設、水が流れる滑り台で浮輪などに乗りながらスライドして前に進むアトラクション。
昨年は、米Slide the City LLCが旧啓徳空港跡地に建設されたクルーズターミナルで開催。自撮り棒なども使い、防水対策をしたスマートフォンやデジタルカメラで滑りながら記念撮影をしている参加者の姿も多く見られた。気温が30度を超え、湿度が90%を超える日もある蒸し暑い香港では大きな話題となり、今年は前回の会期の2倍となる6日間の開催が決定した。新学期開始前の夏休み最後のイベントとして、今年も若者を中心に人気を集めそうだ。
昨年の会場はアクセスの悪さが指摘されていたため、今年はセントラルに場所を移し、就業後でも楽しむことができるように配慮したという。同エリアは、移動遊園地、コンサートなどこれまでにも多くのイベントが開催されている場所として香港人の間に定着してきたほか、ビクトリアハーバー沿いで夜は九龍側の高層ビル群の夜景も楽しめる。
長さは昨年と同じ約100フィート(約300メートル)だが、今年は滑り出すタワーの高さがこれまでアジアの各都市で開催されてきたタワーの中で最も高い10メートル。強力な水流と高低差をつけた滑り台で昨年よりも力強く滑るといい、コース後半での失速が少なくなる設計。
会場には昨年同様に休憩エリア、食事ができるエリア、水鉄砲などで遊べるスプラッシュゾーンなどを設ける予定。メインステージではミニコンサートが開かれるほか、人工のビーチも特設。金融街のど真ん中にできた砂浜で日光浴も楽しめる。
チケットは4つの時間帯に分け、事前にインターネットで購入する必要がある。予約したチケットは郵送か琴利通行(Tom Lee)でピックアップする。価格は180香港ドル~580香港ドル。6月23日~29日の期間に購入した人は10%オフ。詳細は公式ホームページで確認できる。8月29日まで。