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香港ディズニー、1,560億円規模の大拡張 東京ディズニー超え、アナ雪などのアトラクションも

大規模拡張を発表した香港ディズニーランド

大規模拡張を発表した香港ディズニーランド

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 香港ディズニーリゾート(HKDL)が11月22日、2018年から23年にかけて109億香港ドル(うち政府の補助金は58億香港ドル)を投資して大拡張する計画を発表した。

 現在の「眠れる森の美女の城」を新しい城に建て替えるほか、日本でも人気を博した「アナと雪の女王」のテーマランドなどを建設し、狭いといわれてきた香港ディズニーランドの大幅なテコ入れを図る。香港ディズニー、香港政府、米ウォルト・ティズニー本社も力を入れて発展させていこうという考えを示す投資となる。

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 香港ディズニーランドは2005年9月12日の開園以来、赤字が続くなど苦戦を強いられてきたが、2012年9月期に黒字を達成した。ただし、ライバルである海洋公園(Ocean Park)は常に新しい投資を行っているほか、今年6月に上海ディズニーランドが開園するなど、依然として楽観できる経営環境にないのが実情だ。2015年度は来場者数が9.3%減少し、1億4,800万香港ドル(約20億7,200万円)の損失を計上している。

 香港ディズニー側ではこの拡張により600人分の建設作業員を含む3500人の雇用を創出するなど経済効果を強調している。香港ディズニーは現在、「Tomorrow Land」「Adventure Land」など東京ディズニーランドと同じ7つのテーマランドに分かれているが、拡張工事が完成すれば9つのテーマランドとなる。

 「It’s Small World」のすぐ南隣にテーマランド「魔雪奇縁(Frozen Area)」を造る。これは「アナ雪」のことで2020年に完成させる計画。アレンデール王国をイメージしたエリアを造り、2つのアトラクション、レストラン、ショッピングを楽しめるようにする。1つめのアトラクションは「奥肯魔法雪橇 (Wandering Oaken’s Dancing Sleighs)」で、アイスリンクの上にあるスレッジ(ソリ)に乗るというもの。もう一つは「魔雪奇縁永恒国度(Frozen Ever After)」で、アレンデール王国の世界をバイキング船に乗って冒険するアトラクションで、これはフロリダのディズニーランドにあるものと似たようものになる予定だ。

 2017年1月11日には、世界にあるディズニーの中でも初の「アイアンマン」のアトラクションがオープンするが、さらに「マーベル」のスーパーヒーローを活用したテーマランドを建設する。2018年にはアイアンマンのすぐ南にあり、現在のアトラクション「巴斯光年星際経験(Buzz Lightyear Astro Busters)」を大改修し、映画「アベンジャーズ」に出てくるヒーローたちが登場するシューティングゲームタイプのアトラクションを登場させる。さらには「Space Mountain」のすぐ北側にマーベルのキャラクターが登場する大型のアトラクションが2023年に竣工予定。最終的にはこれら3つが合わさったマーベルのテーマランドになる。

 数週間前から香港でうわさになっていた「眠れぬ森の美女の城」の解体についても正式に発表があり、新しい城が建設されることになった。昼間と夜にそれぞれショーが開かれる予定になっているほか、ブティックも造られることになっている。現在の美女の城は、世界にあるディズニーランドの中でも珍しく、中に入れない城として知られているが、計画されているブティックが城の中に入るのか、城の外側に併設される形になるのか明らかにされていない。2019年完成予定。

 その城の南側でAdventure Landの入り口付近に「探検世界表演場地(Adventure Show Place」をというショースペースも新設する。ここでは2016年に公開された映画「モアナと伝説の海」をテーマにしたショー「莫安娜村荘慶典(Moana’s Village Festival)」が2018年から繰り広げられる。客はモアナだけではなくマウイにも会うことができるようにするという。

 また、詳細は後日発表ながら、2021年には「全新塑造項目(Reimaging Project)」として、新しい概念と最新の技術を駆使したアトラクションを造るとしている。