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香港のティファニーでダイヤモンドのワークショップ ダイヤへの理解深める

会場の様子

会場の様子

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 ティファニーが現在、九龍(Kowloon)駅隣接のショッピングモール「圓方(Elements)」でワークショップ「鑽石探索学院(Tiffany Diamond Academy)」を開いている。

顕微鏡なども使い、ダイヤについて学ぶ

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 ティファニーは1837年、ニューヨークで生まれた。ワークショップは、6つの爪でダイヤモンドを固定するデザイン「ティファニーセッティング」が誕生して130周年を記念したもの。同社は、香港の最高級ホテル「ザ・ペニンシュラ」とコラボした昨年のアフタヌーンティーに続き、裕福層が多い香港市場を重視する。

 ワークショップでありながら座学ではなく、4つに区切られた特設空間を移動しながらダイヤモンド作りついての過程を学んでいくもの。実際にアメリカのティファニーで働く2人の職人が解説する。ワークショップの前にまず、ティファニーが所有する10カラットの巨大なダイヤモンドを鑑賞するののも特徴。

 一つ目のセクションでは、ティファニーの歴史やダイヤモンドの製作技術全般、ポリシーについて紹介し、その後、受講者に小さなダイヤモンド、ダイヤモンドに関する事項が書かれた紙を渡す。この小さなダイヤモンドはワークショップに使うものだが最後は記念品として持ち帰ることができる。

 2つ目のセクションでは色と透明度について勉強する。L字型をした真っ白な定規のようなものが渡され、そこにダイヤモンドを載せる。顕微鏡も使って、ティファニーの色と透明度の基準に合わせて自分が渡されたダイヤモンドについての評価を下し、先ほど手渡された紙に記入していく。

 3つ目では研磨について学習する。小さなダイヤモンドを固定するために開発された特殊な道具を駆使して研磨を行う。小さなダイヤモンドを確実に研磨するため、用意された高解像度のカメラとプロジェクターを見ながら研磨を体験する。
 最後の4つ目はカット。ダイヤモンドは複雑なカットをすることにより光の反射で美しく輝くためカット技術について学ぶ。同時にティファニーセッティングについてのこだわりを学習する。

 これらが一通り終わると、ティファニーからの修了証書を授与する。この証書所有者は一生涯、顧客が持つティファニー製品について保証されるほか、世界中のティファニーショップで適用される証書だという。

 ワークショップは無料で、1セッションあたり最大で10人で行う。公式のサイトから申し込む。詳しくはホームページで確認できる。8月15日まで。

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