香港に初の「HMVカフェ」-音楽とカフェを融合、2店同時オープン

成和道の坂道をのぼっていくと右手にあるハッピーバレー店

成和道の坂道をのぼっていくと右手にあるハッピーバレー店

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 イギリスで生まれ、1994年に香港で初出店したレコード販売大手「HMV」の香港法人は11月7日、音楽とカフェを融合した「hmv kafe」をハッピーバレー(G/F, 18A Sing Woo Road, Happy Valley)とセントラル(3/F Entertainment Building, 30 Queen’s Road Central, Central)で2店同時オープンした。

好きな音楽を気ままに聴ける専用のアプリとタブレット

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 今年1月に経営破たんした「HMV」は、香港では2月末に投資会社「匯友資本(AID Partner)」が全面買収したが、同社が香港と中国本土、シンガポール、台湾、マカオの経営権を持ち、香港では5店舗のレコード店を経営している。今回誕生した「hmv kafe」は、昨年からのカフェブームの仕掛け役ともなった「The Coffee Academics」との業務提携で誕生した。

 閑静な住宅街にあるハッピーバレー店の席数は20席。広めのテラス席もあり屋外に30人を収容できる。カフェにHMVのロゴが掲げられ、CDも販売する店舗設計。一般のカフェと異なり、店内で専用のミュージックアプリがインストールされたタブレットで、さまざまな音楽を聴くことができる。

 同店では、カフェの定番ドリンクメニュー(24香港ドル~)のほか、音楽をモチーフとした5種類のスペシャルコーヒーを提供する。一例として、ジャズのミュージシャンを代表してルイ・アームストロングからインスピレーションを得た「JAZZ」(48香港ドル)は、エスプレッソにバラ味の牛乳を入れバニラクリームを載せたもの。「ソウルの神様」とも称されるレイ・チャールズから名付けられた「BLUES」(48香港ドル)は、エスプレッソにコカコーラを入れたアイスコーヒー。ほかのメニューは「The Coffee Academics」と同様、サラダやピザ、パスタなどを提供する。

 ランチは日替わりでパスタやピザなどを選び、スープかサラダ、デザートかコーヒーがセットで付く(88香港ドル~)。アラカルトメニューも小さいポーションのものからメーンまで用意し、デザートの種類も豊富にそろえる。生ビールやカクテルなどのアルコール類も用意し、週末は深夜まで営業する。

 営業時間は9時30分~23時(金曜・土曜は翌1時まで、日曜は11時~)。

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