
香港発のクラフトジンを展開する丹丘蒸留所が3月11日、中環SOHOのハリウッドロード沿いに香港クラフトジンを中心にカクテルを提供する「Perfume Trees Gin by Tankyu Distillery」(UG/F and 1/F, C Wisdom Centre, 35 and 37 Hollywood Road, Central, Hong Kong)をオープンした。
丹丘蒸留所は、2018年に香港初の本格クラフトジン「パフュームツリーズジン(Perfume Trees Gin/白蘭樹下)」を発売以来、香港由来の原料を生かしたアルコール製品を開発販売し、今年、北海道東川町にも蒸留所の開業を予定している。
コーヒー焙煎(ばいせん)販売とカフェ経営を行う「Urban Coffee Roaster(アーバン・コーヒー・ロースター)」との連携により、18時まではカフェ、それ以降はバーとなり、コーヒーベースを中心とする「クリエーティブなカクテル」を提供する。グランドフロアはバーカウンターも含めて20席、1階はテーブル席のみで26席を備えた。
オーナーは、丹丘蒸留所の共同創業者キット・チェン(Kit Cheung)さんとUrban Coffee Roaster創業者ゲリー・オウ(Gary Au)さん。コーヒー業界で名をはせていたゲリーさんがコーヒーベースのカクテルに興味を持ち、コーヒーカクテル競技会に参戦する際、ベテランバーテンダーでもあるキットさんに指導を仰いでカクテルメーキングを学び、2年連続で優勝を勝ち取ったことで長年の協力関係が始まった。ゲリーさんは「中環でも最も人の往来があるエリアへの出店と、熱心なファンを多数抱える丹丘蒸留所とのコラボレーションにより、アーバン・コーヒー・ロースターを知らなかった層へのブランド認知を高めたかった」と出店の動機を説明する。
同社主力製品「パフュームツリーズジン」に加え、このジンをベースに「アーバン・コーヒー・ロースター」の焙煎豆を使い、ステビアを甘味料として使った世界初の無糖コーヒーリキュール「ペールインク(Pale Ink/淡墨)」、ハイビスカス、台湾産パイナップル、紀州産梅など、毎回多彩なアジアの旬の食材を使ったリキュールシリーズ「テンス ボタニカル ハニード エリクシールシリーズ(Thence Botanical Honeyed Elixir Series)」を使ったカクテルを主力にしている。「テンス」シリーズは通常500本の限定生産のため即時完売することが多いため、一般では入手不可能な過去製品を同店では味わえる。
代表的カクテルには、「パフュームツリーズジン」と「ペールインク」を組み合わせて、薄墨がにじんでいくような繊細なビジュアルと多様なフレーバーが柔らかく口に溶け込むという「Ink Martini」(138香港ドル)、香港産イチゴを使った「テンス19」と「ペールインク」を使って「イチゴの甘酸っぱさとコーヒーのかぐわしさを融合させた」という「Sweet & Bold Espresso」(148香港ドル)、「パフュームツリーズジン」のフローラルな香りと香港産蜂蜜を組み合わせたクラシックカクテル「Bee’s Knees」(ビーズニーズ)に複雑性を加えたカクテル「Floral Bee’s Knees」(128香港ドル)、「ペールインク」を北海道産ミズナラだるで72時間熟成させ、コーヒーの芳香をさらに高めて深みを増した「Aged Kohi Negroni」(158香港ドル)などを提供する。
食事メニューにも同社製品を取り入れた。「Perfume Trees Gin Pasta with Crab Meat」(198香港ドル)は、白ワインの代わりに「パフュームツリーズジン」を使うことで、「フローラルなアロマとすっきりとしたオレンジの甘味」がアクセントに加えられて、ユニークな風味のパスタに仕上がっている。デザートでは、フィンガービスケットを水出しコーヒー、ホワイトラム、「ペールインク」に漬け込み、イタリア産チーズをカクテル「Sweet & Bold Espresso」とホワイトラムに浸して、コーヒーとアルコールのフレーバーを高めた「Pale Ink Tiramisu」(82香港ドル)が好評を博している。
同バーでは、「パフュームツリーズジン」(728香港ドル)、「ペールインク」(528香港ドル)、「テンス ボタニカル ハニード エリクシールシリーズ」(398香港ドル)などの、丹丘蒸留所のアルコール製品の販売も行う。オープン記念として4月末日まで、これらのアルコール製品1,000香港ドル以上の購入客に無料カクテルを提供している。
バーの営業時間は18時~翌1時(金曜・土曜は翌2時まで)。