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香港で佐賀「いちごさん」使ったかき氷 毎年恒例の人気メニューに

限定発売の「いちごさんバニラチーズ」(手前)」と「いちごさんティラミス」(奥)

限定発売の「いちごさんバニラチーズ」(手前)」と「いちごさんティラミス」(奥)

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 香港で日本のかき氷を提供する人気店「Shari Shari Kakigori House 氷屋」が2月2日、佐賀県産イチゴ「いちごさん」を使った期間限定メニューの提供を始めた。10周年を迎えた同店は、その節目を記念し、「いちごさん」を使った3種類のメニューを販売する。

いちごさん装飾を施した店内

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 今回で5年連続となる「いちごさん」とのコラボレーション。円すい形のフォルム、濃い赤色の果肉、カットしても中まで赤色という見た目が特徴の「いちごさん」は、「素材そのものを味わってほしい」と加工を施さず、そのままの果実を使ってかき氷に仕立てる。

 店内で提供する限定メニューは「いちごさんバニラチーズ」「いちごさんピスタチオ」「いちごさんティラミス」の3種。中でも「ピスタチオ」は、過去数年にわたり販売されてきた人気商品である。「いちごさんティラミス」も3年前に登場したメニューで、復活を望む声が多かったことから、今回リバイバルとして再販売を決めた。

 新作の「いちごさんバニラチーズ」はバニラビーンズを使った風味が濃厚なバニラシロップと、オーストラリア産の濃厚なクリームチーズを組み合わせたメニュー。氷の中にはカットした「いちごさん」とバニラソース、バターのコクが際立つクランブルクッキーを忍ばせ、底にはイチゴシロップを使用。別添えのイチゴソースをチーズフォームにかけながら味の変化を楽しめるようにした。

 それぞれのフレーバーは、いずれもクッキーやスポンジなどを加えることで食感の違いを出し、途中で味が単調にならない工夫を凝らす。

 商品開発担当者は「イチゴとバニラの組み合わせは王道だが新鮮味に欠ける。そこで初めてチーズを加えることで昇華させた」と話す。チーズフォームの開発には試作を重ね、チーズの種類やフォームの硬さにこだわった結果、かき氷でありながらショートケーキのような一杯が完成した。

 現在、シャリシャリは香港内で5店舗を展開している。オープン以来、日本から輸入した純水の氷を使い、「店内で温度管理や削り方まで徹底することで、食べても頭がキーンとならないかき氷」を実現したという。

 期間限定メニューの展開に合わせ、大型店の尖沙咀店と宋皇臺店では店内外にイチゴの装飾を施すほか、スタッフもオリジナルの「いちごさん」Tシャツを着用して接客する。

 日本人店主の武慎吾さんは「人気商品と新商品の同時発売により、お客さまの期待に応えながら新たな楽しさを提供できてうれしい。今年は初めて5店舗での展開となり、より多くの方にシャリシャリを楽しんでほしい。目標はトータルで5000杯」と意気込みを見せる。

 「いちごさん」は佐賀県が7年の歳月をかけて開発し、2018年にデビューした品種。香港での認知拡大にも力を入れてきた。5回目となる今回のコラボレーションについて、「いちごさん」の海外販路拡大を担当する公益財団法人「さが県産品流通デザイン公社」の石井法子所長は「2019年に香港で販売を始めて以降、継続的なプロモーションにより販路と認知度が着実に拡大し、現在では地場大手スーパーでも取り扱われる重要な市場へと成長してきた。今後も香港で名付けた『佐賀苺小姐』に込めた思いを大切に、さらなる浸透と定着を目指して取り組んでいく」と話す。

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