現在、香港文化博物館で開催中の「スタジオジブリ・レイアウト展（吉ト力工作室場面設計手稿展・高畑勲與宮崎駿動畫的秘密）」や、映画「かぐや姫の物語」の香港公開に合わせ、7月1日から2カ月間、毎週ジブリ作品を限定公開する「吉卜力工作室電影展―高畑勳與宮崎駿的動畫殿堂」が始まった。

香港でも話題になっている「かぐや姫の物語（輝耀姫物語）」

上映は7月1日以降の週末16時に、MTR九龍湾駅からほど近い「MCLテルフォードシネマ（德福戲院）」（Telford Gardens,33 Wai Yip St, Kowloon Bay,KLN）で行う。土曜は広東語吹き替え版、日曜はオリジナル版を中心に上映予定。

　オリジナル版上映スケジュールは下記の通り。

　7月6日＝「かぐや姫の物語（輝耀姫物語）」プレ上映 、13日＝「借りぐらしのアリエッティ（借東西的小矮人亞莉亞蒂）」、20日＝「コクリコ坂から（紅花坂上的海）」、27日・8月3日＝「猫の恩返し（猫之報恩）」、9日＝「崖の上のポニョ（崖上的波兒）」、10日＝「ハウルの動く城（哈爾移動城堡）」、17日＝「ゲド戦記（地海傳説）」、24日＝「となりのトトロ龍猫」、31日＝「風立ぬ（風起了）」。

　同イベントと平行して、日本で昨年11月に公開された高畑勲監督の「かぐや姫の物語」が7月12日から香港で公開予定。「彼女の犯した罪に迫りながら、かぐや姫を感情移入さえ可能な人物として人の心に残そうとスタッフの才能が結集した作品」と高畑監督が語る同作は、タイトル通り「竹取物語」を原作とする。現在のところ、同会場「MCL 德福戲院」、太古の「MCL 康怡戲院」、寶琳駅の「MCL 將軍澳戲院」、將軍澳駅の「STAR Cinema」の4会場で、日本語版と広東語版をそれぞれ1日3～5回上映予定。

　上映スケジュールと空席状況はMCLのウェブサイトで確認できる。料金は「吉卜力工作室電影展」＝75香港ドル、「かぐや姫の物語」＝55～75香港ドル（会場により異なる）。