中国本土海航集団傘下の香港航空は4月1日、香港-宮崎便就航について正式に発表した。
広報担当者によると、香港での手続きが遅れていることもあり、まだ定期便のライセンスを取得できておらず、チャーター便のスキームで定期便のように運航するという。3月28日には初便を祝い、香港国際空港でセレモニーが執り行われた。
運航スケジュールは毎週水曜と土曜に週2往復。香港発は11時発、15時20分宮崎着。宮崎発は16時30分発、18時50分香港着。使用機材はエアバスA320。
同時に鹿児島便も3月30日に就航1年を迎え、5月12日からこれまでの木曜・日曜の週2便に加え、火曜のフライトも増便して週3便で運航することを発表した。
宮崎路線についてのチケットは直接購入できず、香港内各旅行代理店が窓口となっている。香港内では、香港航空旅遊(HKA Holidays)、東瀛游(EGL Tous)、康泰旅行社(Hong Thai Travel Services)、永安旅遊(Wing On Travel)、西敏旅行社(Westminster Travel)、南華旅行社(NanHwa (Express))、安達旅運Lotus Tours、安運旅遊Wincastle Travel、百福飛龍旅(Citizen Thunderbird Travel)で取り扱う。
EGLツアーズによると、料金は個人が3泊4日2,999香港ドル(4万6,353円)~、宮崎、鹿児島両方の利用でも宮崎往復でも同料金設定となっている。団体は4泊5日7,399香港ドル(11万4,362円)~。永安トラベルは宮崎イン宮崎アウトのみを扱い4泊5泊6,699香港ドル(10万3,543円)~。
香港航空の李殿春商務総監は「宮崎線は当社にとって2015年初の新しいディスティネーションとなった。日本旅行の新しい選択肢が増えたことをうれしく思う」と話し、「この路線ができたことにより、九州への旅行客は宮崎へ飛び、鹿児島から帰国する、またその逆も可能になった」と同線就航の意義を語る。
これにより同社は、鹿児島の増便分を加え、沖縄に1日2便、札幌へ週5便を合わせて週24便を5月までに達成することになる。