香港政府は5月8日、2016年の公休日を発表した。

　香港では日曜が公休日と指定されているが、多くの企業で土曜・日曜の週休2日制や土曜午後休を採用している。旧正月、クリスマス、釈迦（しゃか）誕生の日やイースターが公休日になるなど、国際都市ならではの特色がある一方で、一般的に細切れの休みが多いといわれている。

　来年の日曜以外の追加公休日は17日となった。旧正月は2月8日の農暦年初一から始まり10日まで、2月7日の大みそかの日曜を含め、3連休となる。

　5月1日（労働節）、10月9日（重陽節）が日曜に当たり、また12月25日のクリスマスも日曜のため、振替休日を設定したことが追記された。土曜に当たる祝日が3日あるが、例年通り振り替え休日は設定していない。

　香港各紙や市民の間では「攻略法」と題し、どこに有給休暇を取得すると大型連休になるかといった話題で盛り上がっている。中でも昨年同様イースター休暇に注目が集まっており、最大の関心は3月25日のグッドフライデーから始まる4連休。土曜が公休の人が3月29日から4日間有給休暇を取得すると最大11連休になり、また3月21日から4日間有給休暇を取得すると最大10連休になるため、「3月の終わりから4月の初めにかけて大型連休を取得する人が多いだろう」という見方が広がっている。同じく土曜が公休の場合、2月11日と12日に有給休暇を取得すると9連休になるので、この期間に有給休暇の申請が増えることが予想される。

　公休日は以下の通り。毎週日曜、1月1日（正月元日）、2月8日（旧正月元日【農暦年初一】）、2月9日（旧正月二日【農暦年初二】）、2月10日（旧正月三日【農暦年初三】）、3月25日（キリスト受難日【耶●受難節】）、3月26日（キリスト受難日翌日【耶●受難節翌日】）、3月28日（イースターマンデー【復活節星期一】）、4月4日（清明節）、5月1日（メーデー翌日【勞動節翌日】）、5月14日（仏誕節【佛誕】）、6月9日（端午節【端午節】）、7月1日（特区成立記念日【香港特別行政區成立紀念日】）、9月16日（中秋節翌日【中秋節翌日】）、10月1日（国慶節【國慶日】）、10月10日（重陽節翌日）、12月26日（クリスマス翌日【聖誕節翌日】）、12月27日（ボクシングデー翌日【聖誕節後第一個周日】）。

●は魚へんに禾。